スイス・ゴッタルドベーストンネル営業運転開始など ヨーロッパ鉄道時刻表 日本語解説版 2017年冬ダイヤ号

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ヨーロッパ鉄道時刻表 日本語解説版 2017年冬ダイヤ号

細かい話から入りますと、ダイヤモンド社が発行しているこの「日本語解説版」の紙質が今の上質紙よりやや斤量が重い紙を使った最後の号でした。要は次号の2017年夏ダイヤ号から紙質が変わり、より薄くなったわけです。

さて、この号でのWhat'sNewなんですが、夜行列車の運転取りやめ等の動きが大きい号でした。ちなみにこの号から国際夜行列車のページができたのもこの号からのようです。ドイツ国鉄が運行していたCNL(CityNightLine)が12月11日から運行取りやめ、オーストリア国鉄がEN(EuroNight)というブランドで継承してダイヤ改正です。この段階で、同時にオーストリア国鉄のブランドNightJetに引き継ぎされています。廃止、経由地変更、併結運転など、新規開業よりも「合理化」の色が目立つ改正だったわけです。

その他、スイスのゴッタルドベーストンネルでの営業運転開始です。全長57キロ。青函トンネルよりも長いトンネルが開通したわけですが、現存したゴッタルド鉄道トンネル、道路トンネルの更に下(基底)「=ベース」を貫通するトンネルという、新たな大動脈が誕生した記念すべきトンネルです。
時刻表の地図では、南北に二重線で線路が引かれているのがそれです。時刻表では、Arth-GoldauとBellinzonaの間でこのトンネルを通過する、というものです。

ピックアップしたのは、時刻表内にひょっこり「EuropeByRail」の紙面が。これはこの時刻表の版元が作成している個人旅行者のためのガイドブックですが、ページが余ったのか、広告を入れてきたようです。日本で手に入らないのですが、比較的優しい英語で書かれているので読みやすい本ではないかと。

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