ROREX DATEJUST 16233

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親父の形見のド派手なDJ。オメガコレクターだったオヤジだが、当のオメガは生前に形見分けで友人に贈ったらしい。という訳で親父の手元に最後まで残っていた貴重な時計である。

私が預かった時点では相当ガタが来ていたので、とりあえずオーバーホールへ。ダイアルのクスミや僅かな腐食はそのままにしてもらった。それでも汚れが落ちた外観は輝きを取り戻して、本来のド派手さを遺憾なく発揮している。

タイピンもカフスも、そして全ての時計が「ゴールド」で統一されていたオヤジの持ち物の中では、SSとYGのコンビモデルであるこのDJは、まだしも控えめな見た目だったかもしれない。

正直、地味な私には似合わない時計だが、着けてみると(手首のサイズはオヤジと同じだった)余り派手さを感じない落ち着きがある。ジュビリーブレスも流石というか…定番の時計と言われるはずである。

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