ドイツⅣ号対空戦車メーベルワーゲン

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第二次大戦も半ばを過ぎるとドイツ軍の優位は崩れ始め、特に空軍の弱体が目立ち始めました。このためドイツ軍地上部隊は走る対空陣地とも言うべき各種の対空戦車を開発し、連合軍の空からの攻撃に対抗することになったのです。ドイツ語で「家具運搬車」を意味する名を持つメーベルワーゲン(フラックパンツァーⅣメーベルワーゲン/Sd.Kfz.161/3)もそのひとつで、Ⅳ号戦車の車体を流用した本格的な対空戦車の始まりとなりました。その高性能ぶりで「地獄の4連装」と連合軍パイロットから恐れられた20㎜4連装機関砲38型を搭載、周囲を薄板の装甲版で囲ったもので、運搬時には閉じ、戦闘時には装甲版が四方に開くのが大きな特徴でした。1944年に240両が生産され、後のオストヴィントやヴィルベルヴィント対空戦車の基礎となりました。

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