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EKIDEN Top runners
『EKIDEN Top runners』は、箱根駅伝をモチーフにした3~5人でプレイできるカードゲームです。
プレイヤーは、10人のランナーをドラフトにて集め、箱根10区を走り、チーム優勝を目指します。
カードの種類は、選手カード(50枚)、状況カード(10枚)、コースカード(5枚)、スタート・ゴールカード(1枚)、折り返しカード(1枚)、ロードカード(9枚)、走力カウントカード(3枚)があり、更にランナーの現在位置や走力を示すためのコマがあります。
ゲームの準備としてコースカード、スタート・ゴールカード、折り返しカードで箱根10区のコースを作り、ロードカードを並べ、走力カウントカードを配置します。状況カードをよく混ぜて裏にして山にし、選手カードをランダムに10枚ずつ各プレイヤーに配ります。
まず、レース前にドラフトをして自分のチームの選手を決めます。ドラフトは、TCGのシールドドラフトのように10枚の中から自分が欲しい選手カードを1枚取り、残りのカードを左隣のプレイヤーに渡します。再び9枚の中から欲しい選手カードを取り、左隣のプレイヤーに渡します。これを繰り返し、10枚の選手カードを集めます。これが自分のチームとなります。
選手カードには、走力、アップ値、ダウン値があり、レースの状況により走れる数が変化します。まれにスキルを持っている選手もいます。
レースが始まると、各プレイヤーは自分の選手カードの中から1枚を出し、書かれた走力を宣言して走力を走力カウントカード上でコマで表します。これを各プレイヤー順番に行います。一番走力が高い選手がこの区間の1位を取ります。順に走力の高い順から区間2位、区間3位と決まっていきますが、この走力が進めるコマ数でないことに注意が必要です。走力は区間何位かを決めるためのもので、実際この区間にいくつ進めるかは状況カードで決まります。状況カードの自分の順位の欄を見、○ならばその選手のアップ値だけ進み、-だったらそのまま、×だったらダウン値の分だけ下がります。これにより、抜きつ抜かれつが発生します。全プレイヤーが終わったら使用した選手カードを捨て、次の区間の状況カードを引き、再び各プレイヤーは選手カードを1枚出します。これを繰り返して10区間を走り、最終的に1位のプレイヤーのチームが優勝となります。
選手カードを出す前に状況カードが提示されるので、この区間は3位までに入ればいい、この区間は1位を取らなければという思惑が各プレイヤーに生まれ、どの選手を出せばいいのか悩ましいところです。このため、抜きつ抜かれつ、勝負所が発生し、前に出したプレイヤーの走力を見て相手の出方を推測、また状況カードのカウンティングなどの作戦が成立し、駅伝の雰囲気が良く表されており、決して単調なレースゲームでない深さがある良ゲームです。
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