新生(旧‐太巻20本入)

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1947年に自由販売品として発売された「新生(細巻)」は、自由販売品といえその品質はとてもピースには及ばず、配給品と変わらない品質が敬遠されて販売量が落ちた。販売収益と税収確保を考慮して、ついには「くじ付き」で販売されたがそれでも販売量の回復は叶わなかった。

その「新生」が、専売公社発足にあわせて太巻で復活した。10本入・20本入ともに同意匠で発売されたが、模造品(闇タバコ)などの出現により何度か改装される。「ピース(新)」をデザインしたレイモンド・ローウィに、その意匠について「早く救急車を呼ぶように」との「酷評」をうけたという。その酷評が後に活かされる。

・1949年6月~ 60円で発売開始。10本入小箱と同意匠。

【画像1-2】1950年頃
☆模造品対策に地色に雲型模様をいれる。ただし印刷品質により、雲型模様かただ薄いのか判断に悩むものが多い。
【画像3-4】1950年頃
☆更なる対策として上下に金線を追加する。色味、証票などにさまざまな違いがみられる。

【画像5】印刷の違いによる証票の相違

・1950年4月1日~ 40円に価格改正
☆在庫処理目的の値下げ

・1952年4月 デザイン改正 

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