バスミニチュアカーコレクション No.926 ウッド ダイカスケール No.109 日野 RE 京王帝都電鉄バス

0

1910年に設立された京王電気軌道が京王帝都電鉄バスの前身となります。1913年に東京における最初の路線バスとして京王線の笹塚ー調布間の開通と同時に鉄道未整備区間の調布-新宿、調布―府中―国分寺間に5台の乗合バスを運行したことに始まるという記録が同社に残されています。
京王電気軌道はその後、戦時下の陸上交通事業調整法により1944年に東急と合併し、大東急グループ入りするも1948年分離独立「京王帝都電鉄」となり、バス事業も継承、2002年に京王電鉄バスとして鉄道会社から分離独立し現在に至っています。
このモデルが発売された当時は、直営の京王帝都電鉄バスで、京王帝都の表記になっています。
このモデルが発売された1980年代では京王帝都鉄道バスでは、日産ディーゼル製のバスの比率が高かったようですが、日野車が存在しなかった訳ではなかったようですが日野車の確率は低かったようです。
クリーム色に赤いストライプは長く続いていましたが、現在はアイボリー色を基調に紺色とローズピンクのアクセントを加えた京王グループ共通塗装に移行しています。
株式会社ウッドが、日本で最初に北海道から沖縄までのバスをモデル化したメーカーで、売れそうな大都市のバスばかりではなくローカルなバスまでモデル化を1970年代後半から発売してきたことは特筆に値します。
ただ、全国のバスをモデル化はしたが、路線バスの車種は日野REの前中扉車か前扉車だったため、後扉のユーザーや日野車を採用していないユーザーもすべて日野REで再現されることになります。
また、他社がシールや近年ではタンポ印刷で再現しているボディグラフィックは、すべて塗装により再現していることも面白い。それに加え旧塗装のまま販売が継続されているモデルもあります。
このモデルは初期のモデルでシャーシもダイキャストであったため、TOYとして作られたモデルとしてはいい味を出していると思います。
1970年代から1980年代の全国のバスの貴重な塗装再現資料としての存在価値があると思っています。
その後、ウッドからニシキ(現在は錦)に1984年に移管され、ニシキは販売代理店のダイカスケールを2015年に設立し、現在もダイカスケールの愛称で生産販売が続けられています。

このモデルのおおよその大きさはL:110 W:25 H:30 1/100、裏板にはウッド ダイカスケール S=1/100 MADE IN JAPANと刻印されています。

モデルメーカーはウッド、ブランドはダイカスケール バスシリーズ、スケールはS=1/100

#バスミニチュアカーコレクション 
#ウッド
#ダイカスケール 
#No.109
#日野自動車
#RE
#京王帝都電鉄バス
#路線バス

Default