バスミニチュアカーコレクション No.1252 ウッド ダブルデッカー 二階建バスシリーズ No.1001 ネオプラン 東京都営バス 上野-浅草 さくら号

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日本中がダブルデッカーブームで沸いた1980年代、ミニカーメーカーもこぞって二階建てバスのモデルを発売しました。
ウッドはダイキャストモデルのメーカーですが、精密モデルではなくTOYのジャンルのモデルを生産しています。同金型を使って全国の数々のバスモデルを生産していましたがその後金型は錦(ニシキ)に引き継がれ、このシリーズはウッドと錦、ニシキのブランドが混在します。
この二階建てバスシリーズは、シャーシが共通部品で、ボディ部分を運行会社のモデル別に作り変えています。ネオプランのN122/3型ボディで、上野-浅草、さくら号などが塗装で再現されています。
このモデルは、1981年4月から台東区からの要請に基づいて東京都交通局が上野広小路~浅草雷門で運行を開始した車両をモデルとしていますが、実車はネオプランと仕様を協議して制作され、車体色は姉妹都市ロンドンの二階建てバスを思わせる赤一色のNo.1250で紹介したネオプランN326/3型のモデルです。
この写真のモデルのように貸切用途が専用のN122/3型と違い、汎用ボディであるため路線バスとしても対応が可能で、この浅草2階バスの様に、短時間乗車の用途にはうってつけのタイプでした。
2001年までにネオプランの全車両が廃止され、姿を消しました。この浅草-上野の二階建てバスは走るコースによって車両の名称が与えられ、『さくら』『あさがお』『ほうずき』の3両でスタートし、後に『ひまわり』が加わって4両で運行され、浅草2階バスの人気はピークに達しました。二階建てバスブームも去って、周回路線範囲も狭く、二階建てバスゆえに運行範囲の制限もあり簡単に路線を変更できず、重ねてマンネリ化で一世を風靡した手軽な東京観光の目玉が1981年の運行から20年、2001年3月をもって廃止されてしまって残念です。
このモデルのおおよその大きさはL:113 D:25 H:37、裏板にはウッド ダイカスケール1/100 MADE IN JAPAN Mercedesマークと刻印されています。

モデルメーカーはウッド、ブランドは二階建てバスシリーズ、スケールはS=1/100

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