バスミニチュアカーコレクションNo. 1134 EIDAI GRIP テクニカコレクション No.5 日野RV550P 東京空港交通

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永大というミニカーメーカーは、1970年代後半にすい星のごとく現れ、多くのミニカーを生みだし、10年程でいつの間にか消滅してしまったメーカーです。
エイダ イグリップ テクニカシリーズは当時大ブームだったスーパーカーをなんと1/28スケールという当時のミニカーの国際標準の1/43のほぼ2倍のスケールで展開していました。当然、細部も再現性が高くモデルとしては良かったのでしょうが、このスケールはコレクションするには大きすぎる、1/43の次の国際標準は1/24で1/28は整合性がないなどで結果永大が倒産した一因ではないかと思います。
そのスーパーカーやスポーツカー、レーシングマシーンを作っていた永大からバスモデルが出たのは驚きで、その上今でもあまり見かけませんが、バスの車両形式名の日野RV550Pで商品化したのには驚きました。
この東京空港交通のモデルは1978年に開港した当時の新東京国際空港(現在の成田国際空港)と東京シティーエアーターミナル(TCAT)を結ぶリムジンバスです。今ではすっかり定番になった白を基調にオレンジの大胆なラインの入ったデザインと大きめのトランクをサイドに持ったハイデッカータイプは空港リムジンのイメージにピッタリです。 
このグリップテクニカ日野RV550P 東京空港交通モデルは当時のダイヤペットが塗装ベースにシール張りが基本であったのに比べて塗装での塗分けやフロントグリル周りもヘッドライトをオレンジ色のダイヤカットパーツで点灯感を出しており、メッキ部品もダイヤペットに較べてもリアルです。また床下トランクの開閉も1つ1つ別々に3か所が両サイド開閉します。
その後、いろいろな日野RV550Pの観光バスや高速バスなどに展開されるのを期待しましたが、何を血迷ったか、TV中継車や観光バスのようなあり得ない幼稚園バス仕様が出て来て呆れました。そして、残念ながら永大は倒産し、もう素晴らしい出来のモデルが再び発売されることが無くなりました。
このモデルのおおよその大きさはL:210 W:43 H:56 1/56、裏板にHINO BUS RV 550P FULLDECKER S=1/56 MADE IN JAPAN と刻印されています。

モデルメーカーは永大、ブランドはグリップテクニカコレクション、スケールはS=1/56

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