- GreenMile Museum
- 13F パリの散歩道 フランス靴
- 1970-80年代前半製作 キッド(山羊)製 セミブローグ
1970-80年代前半製作 キッド(山羊)製 セミブローグ
1970-80年代前半の製作と思われるキッド製のセミブローグです。キッド(山羊)革はそれが使われているだけで特別な靴の様です。ウェストンの特殊な靴は、どれもインナーのサイズやウィズの文字は「スタンプではなく手書き」になっています。
キッドの特徴ですが、画像6のように革につぶつぶした凹凸が見えます。セミスクエアトゥのドレッシーな印象の靴ですが製法はマッケイ製になっており、画像5枚目のように中底に縫い糸が見えます。このこげ茶に金のロゴの靴は、特に生産数の少ない靴に用いられていたようです。マッケイの靴を作るのはウェストンは大変上手で、ソールは極めて薄く5ミリほどの厚さしかありません。ですから靴はものすごく軽いです。底革が全面黒く塗られているのも珍しいと思われます。