【New Trolls – Una Notte Sul Monte Calvo】

0

A面:Una Notte Sul Monte Calvo 4:13
B面:Somewhere 4:18

New Trollsは、1972年に2枚組アルバム『Searching for a land』、続いてアルバム『Ut』をリリースしましたが、メンバー間の創作上の相違からVittorio De ScalziとNico Di Paloの2つの陣営が生まれ分裂します。
そしてNew Trollsの名前の使用をめぐって法廷闘争となり、両陣営ともNew Trollsの名前が使用できない為、VittorioはN.T.Atomic Systemという新しいバンドを結成し、1973年ファーストアルバム『N.T.Atomic System』、1974年に『Tempi dispari』を発表します。
ファーストアルバムの初期版にはスリーブに書かれたN.T.Atomic Systemの上に「NEW TROLLS」と書かれたステッカーが貼られていたそうです。
裁判の結果、名前の使用はVittorio側が勝ち取りました。
そのような状況の中、1974年にリリースされたのが本シングルで、ムソグルスキーの「禿山の一夜」をロックアレンジした曲です。
この曲はアルバム『N.T.Atomic System』にはもともと収録されてませんでしたが、のちにボーナストラックとして収録されることになります。

また、B面はドラマチックにイタリア語で歌い上げるバラードナンバーで、この曲ももともとはアルバム未収録です。
なお、1977年発売のコンピレーションアルバム『Revival』に英語バージョンが収録されました。

その後VittorioとNicoは和解し、1976年に『Concerto Grosso Nº 2』を発表しました。

▪️レーベル:Magma
▪️規格番号:MGL 48007
▪️フォーマット:7"(レコード), 45 RPM
▪️国:イタリア盤
▪️リリース:1974年

(2024年5月 記)

Default