LA FLAUTA ANDINA [Ⅱ] アンデスの笛<Ⅱ>/ロス・チャコスの芸術 GT-5020

0

1973年発売 キングレコード盤
民族音楽シリーズ
監修:小泉文夫・中村とうよう

  アンデスの笛<Ⅱ>
~ロス・チャコスの芸術~
(A.C.C.ディスク大賞受賞)
 演奏:ロス・チャコス
 
■ボリビアのフーガ(ウァイノ)
■ひとり者(ダンサ)
■高地のヤラビ(ヤラビ)
■チチタイ(ウァイニート)
■ウァカイ(ダンサンテ)
■おばけ(マルチャ・ウァンサイト)

□カントゥティータ(マルチャ・ウァイノ)
□荒馬(ダンサ・ノルテーニャ)
□ぼくと踊ろうよ(サンホァニート)
□カント・レアル(トリステ)
□風の踊り(高原地方の民謡)
□ウマウァーカ(ウァイノ)

 ロス・チャコスのメンバーや経歴は不明だが、フランスに数多い南米出身のグループ(ケーナなどを使う南米民謡のグループは約20組<1973年当時>フランスにいるという)のひとつである。使用楽器は<笛>ケーナ、ケナーチョ、タルカ、ピンキージョ、シーク、ロンダドール、<弦楽器>チャランゴ、ギター、<打楽器>タンボーラ(中タイコ)、ボンボ(大ダイコ)。このアルバムは、インカ伝来のサウンドを最も忠実に再現したものといえるだろう。なお、このアルバムはL'Academie Charles Cros のディスク大賞を受賞している。アンデスの風を感じる素朴なメロディーがなぜか郷愁を感じる。
 1970年発売、サイモンとガーファンクルの「コンドルは飛んで行く」のヒット以来南米のフォルクローレが注目され、このような民族音楽のレコードが発売されるようになった。また民族音楽からワールド・ミュージックへとジャンルも進化した。
 

Default