June Christy:1977(Impromptu with The Lou Levy Sextet)

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'77年、日本のTrioレコードの要請で制作されたと言う1枚です。

レコードにはじめて針を落として、モダンな演奏の後に続いたVo.に大きな衝撃を受けました。それは現在迄に大凡このアルバムについてよく目にしますJuneさんのお声に対するコメントそのものです。勿論、当時はそんな予備知識など持たずに「珍しいジャケットだなぁ?…」とこれも"ジャケ買い"で聴いたものですからそのショック!たるや…HI-lo'sで大好きだった「Everything must change」の高音部などもう痛々しい程で、余りにも其れ迄の溌溂として時にしっとりとした薄っすらハスキーな全盛期のあの感じとは余りにかけ離れていて、自身大学生時代だったと思いますが、以降殆ど聞く事ありませんでした。

・・・しかし、卒業して働き出して、毎日朝8時から終電迄、土曜も月2回半ドン位の時代で今で言えば暗黒なブラックな環境下の独身生活、帰宅後落ち着いて一発目にに聴くこのレコードの洗練された演奏、特に「The trouble with hello is goodbye」の昂揚するトランペット、そしてなにより全編の擦り切れたVo.具合が疲弊しきった身体に軽いアルコールと共に妙に染み込んで媚薬的効果(?)を齎し一気に愛聴盤になりました♪

「これがJuneさん現在の味か!?」とキャリアの時系列も知らないままでしたが、一時の印象で判断したらあかんなぁ…と反省したものでした^^;

レコードの購入は'80年代中頃。僕の1枚はDiscovery Record '81年再発盤でDS-836。
CDは近年の'11年発売の日本盤 Ultra-Vybe:CDSOL 1426。 HQCDで音が凄く良くってビックリしました。此方のカバーの方が'77年のオリジナル意匠ですね?

#JuneChristy #1977 #impromptu

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