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YARDBIRDS / FOR YOUR LOVE / GOT TO HURRY
DB 7499
Mar.1965, UK COLUMBIA Org.
全国区のヒットを望んでいたバンドとマネージメント(G.ゴメルスキー)側は、Graham Gouldman作のFOR YOUR LOVEを採用し、そのPOPさに嫌気の差したECは脱退…て話は色んなロックの歴史の本などにある通り。
もう50年以上前の話でそれはそれとして、ヤードバーズ史的に重要なのは、後の10cc, G.Gouldmanの作った曲そのものよりも、ラテン的なパーカッションを入れたり、途中でブギの展開に変わる変化の多いアレンジこそを聴くべきであって、既にPaul Samwell-Smithはベーシストというよりもアレンジャー・プロデューサーとしての才能をここで開花させている点がとっても重要だと思う。
(この時点で)ブルーズ・ピュアリストのECに引っ張られてブルーズバンドに留まっていたらPaul Samwell-Smithの才能も開花しなかったかも知れないし、psychedelic時代を牽引する様な名曲てんこ盛りの今後の展開も来なかったと思うと、ECに去ってもらってよかったのでは。とさえ思ってしまう。
当のECは、c/wのGOT TO HURRYで、ヤードバーズの曲の中で唯一の本格的ブルーズナンバー、それもインストで、ヤードバーズという扉を蹴破ってUK BLUESシーンに飛び込んで行く。
これはこれで素晴らしいと思うし、ヤードバーズのメンバーの演奏能力。を見ると、リズム隊(P.S.S.のB.とJ.MccurtyのDs.)は当時のビートバンドの中でもピカイチだと思うけど、いてもいなくてもなサイドギターや、速いR&Bはイケるけど、深いブルーズを表現するには難ありのK.Relfの歌唱力からすると、ブルーズバンドへの脱皮は難しかったと思われる…
そう考えると、ここでの別れは「幸せな別れ」だったんだろうな。と。
#yardbirds #theyardbirds #keithrelf #ericclapton #paulsamwellsmith #jimmccarty #chrisdreja #britishbeat #grahamgouldman
https://youtu.be/Hw49v_B8rcQ
Naokeith
2020/07/28https://youtu.be/Z2LSSgQMc2E
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