日東 ギャオス

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 大映のガメラシリーズで最も人気のある怪獣と言えば、間違いなくギャオスの名が上がるでしょう。
 鳥というよりはコウモリのようなスタイル、プテラノドンの様な翼竜のイメージ。鋭角的なデザイン、怪獣としての残忍性。何よりも夜行性で夜に出現するというあたりや、空から襲ってくるなど恐怖の怪獣として子供たちをワクワクさせる要件を備えていたキャラクターでした。

 そんなギャオスをソフビ化したのは日東科学で、デフォルメして、小さいながらもギャオスの魅力を余すことなく詰め込んだ魅力あふれる一体です。

 茶色の成型色にオレンジの塗料をブラシ塗りした大胆な彩色が実に素晴らしい。
 小生が大好きなソフビの一つです。

 問題は翼がひしゃげているものが多く、胴体と翼の接合部分がしっかり密着していないものが殆どです。必然的に翼はブラブラ状態になります。

 これは翼のパーツの肉厚がないためで、その後マルサンの復刻版ではその点が改良されています。
当時、メーカーでは苦肉の策として翼の中を膨らませるために新聞紙等を詰め込んだこともあったようで、パーツを外すと昭和40年代の新聞紙が出てきたりする個体もあります。
 
 ギャオスの翼のブラブラでお悩みの方に秘策を伝授しましょう。
 翼を外して温めて柔らかくし、その中にポリエチレン製の手芸用綿花を詰め込みます。充分膨らんだ翼を胴体に取り付けると接合部に緩みなくぴたりとはまります。
 コツは湿気に強く伸縮の少ない、しかも軽いという特性があるポリエチレン製の綿花を使うことです。
 お試しあれ・・・

 

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    ハムトシ

    2017/06/08

    新聞紙、当時のパートのお母さんたちが一生懸命詰めたんでしょうね。苦肉の策とはいえ、微笑ましいお話にホッコリしました^^

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