ベストアルバム「The Beatles / 1967-1970」

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1973年4月19日発売。ビートルズの公式ベスト盤として長らく定番だったアルバム。通称、『青盤』。タイトルの通り、1966年のシングル「Strawberry Fields Forever / Penny Lane」から、1970年のラストアルバム『Let It Be』収録のナンバーまで、28曲が選ばれている。

 「All You Need Is Love」「Hey Jude」などのシングルヒットした曲だけでなく、アルバム収録の佳曲も収録(例えば「Ob-la-di, Ob-la-da」や「The Fool on the Hill」など)していて、曲順もだいたい発表順。なので、「最初はベスト盤から入りたい」「いろんなところで言及される代表曲を手軽に網羅したい」という人には、2000年に出たベスト盤『1』よりもいいだろう。(ただし、『赤盤』も聴く必要があるが。)

『赤盤』『青盤』を通して聴くことで、ビートルズが駆け抜けた8年間(実質は7年ほど)の目まぐるしい音楽的変化を追体験できる。気に入った曲が見つかったら、それが収録されてるアルバムやその近辺の作品をあたってみるといい。

 ちょっとしたことだが、「A Day In The Life」のギターによるイントロがちゃんと最初の音からはっきりと収録されてるのでうれしい(CDのみ。アナログ盤はフェードインしてくる)。

【ワタクシが持っている盤】
1973年版のアナログLP(中古で入手)、1993年版CD、2014年版CD(SHM-CD紙ジャケ)、2014年版アナログLP(EUプレス、2009年リマスター音源ではなく、アナログマスターテープからアナログ機器だけを使用して新たにカッティングしたもの。とても素晴らしい音がするオススメ盤)

収録曲
[CD 1]
[Side A]
Strawberry Fields Forever / Penny Lane / Sgt. Pepper's Lonely Hearts Club Band / With a Little Help from My Friends / Lucy in the Sky with Diamonds / A Day in the Life / All You Need Is Love
[Side B]
I Am the Walrus / Hello, Goodbye / The Fool on the Hill / Magical Mystery Tour / Lady Madonna / Hey Jude / Revolution

[CD 2]
[Side C]
Back in the U.S.S.R. / While My Guitar Gently Weeps / Ob-La-Di, Ob-La-Da / Get Back / Don't Let Me Down / The Ballad of John and Yoko / Old Brown Shoe
[Side D]
Here Comes the Sun / Come together / Something / Octopus's Garden / Let It Be / Across the Universe / The Long and Winding Road

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