〈当時物〉「トーキングヘッド」テレホンカード

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押井守監督作品の実写映画「トーキングヘッド」の
テレホンカード。

作中の同名アニメのイメージイラストが
使用されている。

キャラクターデザインが「美樹本晴彦」氏
である為、ヒロインを見たら一目瞭然である。
メカデザインは相棒の「河森正治」氏。

作品については映画フライヤーで語ったので、
ここでは本作の裏話について触れたい。

別映画の「うる星やつら オンリー・ユー」
について、押井守監督は公開対談にて
「本来この作品は別の監督が就任して作業を
していたが、途中で勝手に降板した為に
結局自分がやる羽目になった」と述べている。

参加した時点の制作状況は、
原作者から示されたキャラクター「エル」の
イラストと、メカデザインが数点と
完成していた脚本のみで、
それ以外は全く進行しておらず、
期限は残り5ヶ月という最悪の状態での
スタートであったとの事。

その経験が本作「トーキングヘッド」の
内容に反映されており、「失踪した監督から
仕事を急遽引き継いだ」といったシチュエーションや
「納品までの残り期限がもうほとんど無い」
といった作中の状況が正にそれである。

#押井守
#トーキングヘッド
#テレホンカード

https://muuseo.com/kerberos-MG34/items/844

〈当時物〉「トーキングヘッド」映画フライヤー
押井守監督作品である実写映画「トーキングヘッド」 の映画フライヤー。 作中で制作されていたアニメ「Talking Head」の ワンカットを背景に、作中の序盤で登場する 脚本家役の身体と座っていた椅子が描かれている。 -作品のあらすじ- 超大作アニメ映画「Talking Head」の公開が 間近に迫る。 しかし、製作現場は納期1ヶ月前になっても シナリオさえ完成しておらず、「監督」も 失踪してしまうという危機的状況にあった。 そこで、「どんな仕事も必ず完成させる演出家」 こと「私」が呼ばれたが、製作スタッフが 次々と殺害されてゆく。 果たして映画は妨害をくぐり抜け完成するのか。 そして、失踪した「監督」のシナリオ通りに 進んだ物語のラストに現れたものとは… 1992年に劇場公開された作品。 この映画を何周も出来たら1人前の押井映画マニア なのだろうが、私は2回観たら飽きた(笑) 「紅い眼鏡」と比べたらだいぶ面白いが、 上記理由でビデオ 及び DVDも未所持。 本作は簡単に言えば、「映画」という形で 「映画制作」と「映画論」を押井節全開で 語る作品である。 登場人物には実在クリエイターの 名前がもじって付けられていたり、 作中の地名や場所についても監督と縁の有る 実在の場所からもじって取られていたりする。 「紅い眼鏡」や「Avalon」等と同様に 「謎の少女」が度々登場する事からも、 いかにもな押井映画であると分かる。 主役は押井監督作品でお馴染みの「千葉繁」氏。 他に現在でも名だたる人物が多数出演しており、 低予算ながら相変わらず出演メンバーは 豪華である。(本作では皆まだ若い。) アニメパートはキャラクターデザインが 「超時空要塞マクロス」等でお馴染みの 「美樹本晴彦」氏となっており、 ヒロインキャラを見れば一目瞭然。 メカデザインはもちろん「河森正治」氏。 なお、本作内の「監督が失踪した」という 冗談の様なシチュエーションは、 「うる星やつら オンリー・ユー」にて 元の監督が勝手に降板して押井守が新たに 監督となったという実際の体験をモチーフに していると公開対談で語られている。 #押井守 #トーキングヘッド #映画フライヤー https://muuseo.com/kerberos-MG34/items/845
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