第67回日本伝統工芸展(令和2年)2020年 パンフレット 招待券

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第67回日本伝統工芸展(令和2年)2020年 パンフレット 招待券

ダイジェスト動画
https://youtu.be/EuOdMnyQMMo

公式サイト
https://www.nihonkogeikai.or.jp/exhibition/honten/67

石川県立美術館公式サイトから引用
各種団体展
第67回 日本伝統工芸展 金沢展
第7・8・9展示室
2020年10月23日(金) ― 2020年11月3日(火)
概要
 我が国は、四季の気候条件に恵まれ、多様な自然環境を形成しています。その中で、各地の風上に根ざした工芸品が生み出され、伝統技術を大切に継承し発展させてきました。日本伝統工芸展は、この優れた伝統技術の保護と後継者の育成、ならびに伝統工芸に対する普及を目的として、毎年開催されるものです。
 日本伝統工芸展は本年で67回目を迎えます。陶芸・染織・漆芸・金工・木竹工・人形・諸工芸(七宝・ガラス・截金など)の7部門の入選作品564点(遺作1点を含む)の中から、16点の受賞作および重要無形文化財保持者(人間国宝)・特待者・鑑審査委員受賞者の作品、石川・富山・福井の作家の入選作品を含め、約340点を展示します。
 東京都知事賞受賞作《真珠光彩壺》を制作した中田博士は、平成21年に第56回展で新人賞を受賞しており、今回で2度目の受賞となります。優美で緊張感のある姿とこれを際立たせる、真珠光彩の釉薬は当時から注目を浴び、これまでも石川支部展などで入選と受賞を重ねてきました。本作は庭に咲いた大山蓮華から、着想を得て作られたということです。積み重ねてきた技術と、豊かに育まれた感性が花開いた作品と言えるでしょう。
 また金工の村上浩堂作《象嵌花器「連樹」》が奨励賞を受賞しました。木々が並び立つ様子を、色と幅の違う金属の線を交差させて表しています。濃淡数色の線の不規則な重なりが生むゆらぎと、シンプルな形の調和が見事です。人間国宝・中川衛の高弟として、優れた作品を発表してきた村上の、新たな一面が垣間見える作品です。
 今回石川県の入選者は62名、県別の入選者数としては全国一です。本稿で紹介した受賞者以外にも、県内外の工芸作家が受け継がれた技術を研鑽し、作品を発表しています。時を超えた名品が生まれる、伝統工芸最高水準の公募展を、本年度もどうぞお楽しみください。

記念講演会
演題  国立工芸館のコレクションと日本伝統工芸展
講師  唐澤昌宏 氏(国立工芸館長)
日時  10月25日(日)午後1時30分~
会場  美術館ホール(聴講無料)

観覧料
観覧料 一般 大学生 高校生以下
個人 700円 400円 無料
団体 600円 300円
無料


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