金沢湯涌夢二館 夢二の眼と手 2020.8.8-2020.12.6 パンフレット

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金沢湯涌夢二館 夢二の眼と手 2020.8.8-2020.12.6 パンフレット

https://youtu.be/gj9uzjH1RH8

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 詩人画家・竹久夢二(1884-1934)は、常にスケッチブックを携帯し、生涯で500冊余を残しています。青年時代に夢二の傍らで学んだ版画家・恩地孝四郎は、スケッチすることがまるで「呼吸をするかのよう」であり、その行為には純粋な喜びがあったようだと述べています。スケッチブックを紐解くと、どのページにも夢二の目と手で写し取られた感情が紙上に満ち溢れ、約100年を経た現代でも、人物画や風景画から立ち昇ってくる抒情に共鳴してしまうことすらあります。
  この度の展覧会では、「竹久家コレクション」のスケッチブック32冊のうち20冊とともに、スクラップブック6冊も展示します。これはイメージの源泉ともいうべきもので、夢二自ら「遺産」として大切にしていました。『夢二画集』シリーズの元となったスケッチや「黒猫を抱く女」の元となった図版などを作品と比較することにより、夢二が何に感動し、どのようなイメージを生み出したのか、その過程を紹介します。

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