いすゞ 117クーペ 1800

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量産型・丸目のXC-Jを製作してフジミの117クーペは作りやすい(それなりに加工も必要な)ことを再認識し、さらに117クーペが作りたくなった。

部品取り用にしていた最初期型のボディとXC-Jで使わなかった前期型の13インチ・タイヤ&ホイールを組み合わせ、寄せ集めのパーツでハンドメイド・タイプの1800が作れないか…。
1972年版の実車カタログ(コピー)で1800の装備を改めて確認してみる。

すると、よく言われるフロントフェンダーに付けられたエンブレムの色(1800:青、廉価版の1800N:黄、1600DOHC:赤)以外にも見過ごしていた1800の特徴が見つかった。
①艶消し黒のサイドウインドウ・サッシ…後のXC-Jに先駆けて
②2本出しのテールパイプ(1800N:1本)
③革巻きステアリングホイール(1800N:樹脂木目)
これらはトミカリミテッドヴィンテージでも再現されていない。ならば、作ろう!

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①XC-Jと同様にメッキパーツの磨き出しで艶消し黒のサッシを表現する。
②フジミのキットは2本/1本出し両方のテールパイプが付属しており、選択できる。
③量産型・丸目XC(かつての愛車)に使っていた初期型のダッシュボード&ステアリングホイール&センターコンソールを復帰させ、XC-Jの時と同じ手法でメーターパネルを自作した後期型(角目用)一式とトレードする。
※ワイパーはグレードアップパーツに残っていたエッチングパーツを使う。

カタログの説明には、「天井まで黒で統一したインテリア…」とある。まじか!
エッチングパーツの台紙を天井に貼り付ける。

ハンドメイド車は模型でも繊細さが感じられ、かつ1800は黒で引き締められた印象もある。

117クーペは見た目の美しさだけではない。CG誌のインプレッション(XC-J)では、国産車に類のない建て付けの良さを賞賛していた。確かにドアの厚みや密閉度といい走りの剛性感といい、ヤワな感じが一切なかった。
発売後10年間に1台の廃車も出なかったという記録は、さもありなん。

117クーペは奥が深い…。

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