Muuseo Travel vol.2 秘仏を求めて春の旅 ~滋賀・和歌山~
皆さんはじめまして、こんにちは。 寒さに縮こまってばかりの毎日で、暖かくなったら早くどこかへ旅したいと考えているMUUSEO編集部員の伊藤です。 そんな伊藤が、春の旅に向けていま思いを寄せているのが、滋賀県の「石山寺」と、和歌山県の「紀三井山金剛宝寺護国院」(通称:紀三井寺)。 なぜこちらの2つかというと、めったにお目にかかれない秘仏が、この春から特別公開される予定なのです。通常33年に一度、50年に一度しか御開帳されないところが、今回同時にお会いできる絶好の機会です。見逃せないっ。 本日は、大変勝手ながら予習もかねて、この「石山寺」と「紀三井寺」について、まつわるコレクションと共に少しご紹介できればと思います。 大本山 石山寺 「石山寺」は西国三十三所第13番札所に数えられ、京都のお隣、琵琶湖のほとり、滋賀県大津市に位置します。 日本唯一勅封観音 石山寺のご本尊は「如意輪観世音菩薩」。日本で唯一の「勅封秘仏」で、勅命(天皇の命令)によって秘仏とされた日本でただひとつの観音様です。この秘仏にお会いできるのが通常33年に一度、そして天皇即位の翌年、と決められており、2020年はまさにこの「天皇即位の翌年」にあたり特別公開されることとなりました。 こちらのご本尊はもちろん、滋賀県最古の木造建築物である「本堂」など、石山寺には他にもたくさんの見どころがあります。 姿うつくしき多宝塔 見どころのひとつが石山寺のシンボル的存在ともいえる多宝塔。下層が正方形、上層が円形の二重の塔。日本三大多宝塔ともいわれる日本最古の「多宝塔」は、屋根の柔らかな曲線もとても美しい…。1951年に国宝指定され、4円切手にもなりました。 ■【使用済】石山寺多宝塔/第2次動植物国宝切手(円位)/4円/1952年 コレクションオーナー:*LUNA* さん https://muuseo.com/YMJ-StampRoom/items/222 ■石山寺 キーホルダー お土産にはこんなキーホルダーを選んでもいいですね。多宝塔をいつも身につけていたら何だか気持ちがシャンとしそう。 コレクションオーナー:tomatowindow さん https://muuseo.com/tomatowindow/items/29 「源氏物語」紫式部ゆかりのお寺 こちらのマグネットに描かれている女性、おそらく皆さんも一度は教科書などで目にしたことがあるのではないでしょうか。そう、紫式部です。石山寺は紫式部が「源氏物語」を起筆したお寺としても有名です。 ■石山寺 マグネット コレクションオーナー:Love Kareipan さん https://muuseo.com/LoveKareipan/items/263LoveKareipan 紫式部ゆかりのお寺ということで、境内には紫式部が籠ったとされる「源氏の間」にいる「紫式部人形」や、「紫式部像」「紫式部ロボット」など、いたるところで紫式部に会えるようです。また、こんなにかわいらしいお姿にも♪…お土産はこちらでもいいかな。 ■紫式部キューピー コレクションオーナー:felizanonuevo さん https://muuseo.com/felizanonuevo/items/80felizanonuevo 石山寺の御朱印 グッズのお土産もいいですが、やはり参拝の記念にぜひいただきたいのが御朱印ですね。石山寺ではこちらの「大伽藍」と書かれた御朱印のほか、「厄除不動明王」の御朱印など数種類の御朱印が存在するようですが、次の特別公開の際には限定スタンプなども押していただけるかもしれませんね。楽しみです! ■石山寺 御朱印 コレクションオーナー:Junichi Kitamura さん https://muuseo.com/junichi..kitamura/items/1683 花の寺 石山寺 石山寺は「花の寺」としても非常に親しまれていて、桜はもちろん、四季折々に様々な種類の花が境内を彩ります。紫式部も歩いた(であろう)参道は、キリシマツツジが見事だとのこと。特別公開期間中は、一体どんな花たちが迎えてくれるでしょう。 さて、お次は、 紀三井山金剛宝寺護国院 「紀三井寺」の名で親しまれ、西国三十三所第2番札に数えられるこちらのお寺は和歌山県和歌山市にあり、「日本さくら名所百選」にも選ばれています。 近畿地方に春を呼ぶ寺 紀三井寺は「早咲き桜の名所」としても知られていて「近畿地方に春を呼ぶ寺」ともいわれています。本堂前には和歌山地方気象台指定の標本木となっているソメイヨシノがあり、こちらの御朱印帳の表紙にも、本堂を包みこんでしまうほどの見事な桜が。ぜひとっておきの季節に行きたいですね! ■紀三井寺 御朱印帳 コレクションオーナー:織田太郎左衛門尉 さん https://muuseo.com/odahyoue/items/3177 石段の先にある絶景 紀三井寺は入口の楼門をくぐってから実に231段もの急な石段を上って境内へ向かうのですが、登り切ったその先の眺めがとにかくすばらしいとのこと。日本遺産にも指定されている和歌の浦(景勝地)も一望でき、遠くは「和歌山城」も見えるとか。231段も、絶景というご褒美を目指してがんばれますね! ■和歌山城 コレクションオーナー:dropupppu さん https://muuseo.com/dropupppu/items/201 紀三井寺 御朱印 紀三井寺もまた、御詠歌の御朱印のほか、長い石段途中にある「清浄水」の御朱印など数種類があります。御開帳期間中もきっと、限定の御朱印を求めるたくさんの参拝客で賑わいますね。 ■西国二番 紀三井寺 御朱印 コレクションオーナー:Satory さん https://muuseo.com/Satory/items/343 ――「石山寺」から「紀三井寺」までは車でおよそ2時間、電車で2時間半といったところ。途中、京都・大阪を経由するので、関西一円を満喫しながらお目当てのご当地アイテムをGETする旅にも。 桜の季節のお出かけに、ぜひ皆さまもいかがでしょうか。 最後にご紹介するのは…パンダのお顔のラッピング列車、その名も「パンダくろしお」。和歌山にはたくさんのパンダが暮らす「アドベンチャーワールド」があります。京都からの移動に「パンダくろしお」を使えば、旅もますます盛り上がりそうですね♪ ■287系「パンダくろしお・Smileアドベンチャートレイン」 コレクションオーナー:aventador さん https://muuseo.com/hiroshi.inamura/items/69 #ミューゼオ