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- 1970's MICKY KAWAI SINGLE FIN 6'6"
1970's MICKY KAWAI SINGLE FIN 6'6"
・確か1998年頃、サーフィン の盟友である"いとやん"から、自宅近くのゴミの不法投棄の中にサーフボードがあるという話を聞き、夜中に取りに行った。元々二枚不法投棄されていたらしいがすでに一枚は誰かが持ち去っていたようで一枚しか残っていなかった
・とにかくおそらくそこに数年放置されていたのではないかと思われるくらい真っ黒でクルマに載せるのも躊躇する程度だった
・帰宅して浴室で温水を使って汚れを落とすと、川井幹雄さんのサインのデカールが現れた。
・どうせ無名の価値の無いサーフボードだろうと思っていたのに日本のサーフシーンの歴史を語る上で避けて通れない貴重なサーフボードに出会えた事に感謝した
・未だにいつシェイプされたのか不明だが、全体のシェイプから1970年代半ばではないかと推測する
・ミッキーさんは1948年生まれの日本のサーフィンのパイオニア=レジェンドである。
・ネットで調べると20歳の頃からシェイプを始められたようだ。つまり1968年くらい
・ネットで見ているとスティンガーもシェイプしているが、おそらくこの板は全体のアウトラインから見てもスティンガーをシェイプする前にシェイプされたように思える。
・スティンガーはベンアイパが1970年代半ばに考案しているのでミッキーさんがスティンガーを削られるのは少なくともそれ以降だと思われるし、今と違い情報伝達スピードの差を考えるとミッキーさんのスティンガーは1978年とか、そのあたりからかと思われる。
・つまりこのシェイプを始められた時期からスティンガーをシェイプし始める間くらいかと推定
・署名に1191
とあるので多分1191枚目のシェイプ。68年からの計算だと1975年だとすると年平均170枚くらいシェイプしている事になるがそこまで不自然ではない。
・シングルフィンなのでコネコネは動かないが、じっくりと腰を入れてターンすると気持ちが良い
・浮力がロングボード並みにあるので小波でも使える
・拾ってきた時にはレールに大きなダメージが、あり、フィッシュテールの片側も欠損していたので自分でリペアした
・リペア後は相当気に入って乗っていた。四国の中村へのトリップにも持っていって冬の季節外れの台風波でいまだに記憶に残るライディングができた思い出がある