FREEing figma SP-121 犬神佐清

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『犬神家の一族』も『八つ墓村』同様、映画やテレビドラマで幾度となく映像化されている作品ですが、決定版といえるのはやはり昭和51年(1976年)に公開された角川映画版ではないでしょうか。メディアミックス戦略で日本映画界に新風を吹き込んだ角川映画の第1作として製作されたこの映画は、名匠・市川崑の才気溢れる演出、ボサボサ頭にヨレヨレの袴、足元は下駄履きという原作通りの金田一耕助像を確立した主演の石坂浩二の好演もあって大ヒットしましたが、物語の中で大きなインパクトを放っていたのはゴムマスクの男、犬神佐清の不気味なビジュアルでした。
この犬神佐清、ビルマ戦線で顔に深い傷を負った為にゴムマスクを着用しているのですが、実はその正体は犬神家に恨みを抱く青沼静馬で、この静馬と本物の佐清が時々入れ替わっているというのがミステリーとしての面白さになっていましたね。
静馬と佐清の二役を演じていたのはあおい輝彦。心にどす黒いモノを秘めている静馬と、母親を思うあまりに静馬の思惑に乗ってしまう佐清、両者の感情の機微を見事に演じ分けていました。

そんな角川映画版『犬神家の一族』の犬神佐清をアクションフィギュア化したのがこの「figma SP-121 犬神佐清」です。
全高約15センチほどの大きさで、劇中の佐兵衛翁の遺言状公開の場面で着用していた家紋入りの羽織袴姿で立体化されています。和装ゆえの可動域の狭さは多治見要蔵と同様ですが、それを補って余りある表情の差し替えや、日本刀や猟銃を持たせることが出来た多治見要蔵のギミックの充実ぶりに比べると、こちらは物足りなさが残りますかね。どうせなら最初にゴムマスクの上に被っていた黒頭巾か、ゴムマスクが捲れて火傷で爛れた顔が覗いているヘッドパーツを付属して欲しかったところです。
その代わりという訳ではないのでしょうが、映画のポスターでも使われていた、あの有名な「湖面から突き出た二本足」が付属しています(画像6枚目)。しかも両膝・両足首が可動するという、無駄に豪華な仕様(笑)これはこれで楽しい付属品です。
多治見要蔵ほど満足度は高くありませんが、それでもあの佐清がアクションフィギュアで出たのは嬉しいですね。これと並べられる石坂浩二バージョンの金田一耕助のfigmaも出して欲しいところです。

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