クリックまんが ダイナミックロボット大戦1⃣ 出撃!驚異のロボット軍団!!

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1999年9月30日発売
制作 株式会社徳間書店/インターメディア・カンパニー

『スーパーロボット大戦』などに慣れてしまった今となっては、何でもない、ごく普通の感覚なのかも知れませんが、昭和48年の東映まんがまつりにおいて、マジンガーZとデビルマンという当時のTVアニメ2大ヒーローを、同じスクリーンの中で共演させた『マジンガーZ対デビルマン』は、本当にエポックメイキングな一大イベントでした。
原作者が同じとはいえ、番組も違えば放送局も違うマジンガーZとデビルマンの共演は、当時の子供たちにとってそれは夢のような組み合わせで(デビルマンに関しては、すでに放送が終了していたという側面もありますが)、この異作品のヒーロー共演路線は昭和51年の『グレンダイザー・ゲッターロボG・グレートマジンガー 決戦!大海獣』まで全6作品が制作されました。
そんな東映まんがまつりの世界観を、プレイステーション専用のデジタルコミックという形で平成の世に蘇らせたのが「クリックまんが ダイナミックロボット大戦」です。
この作品はマジンガーシリーズやゲッターシリーズといったロボット物はもちろん、デビルマンも登場する、一連のダイナミックプロ&東映動画物の総決算といえる内容になっていて、未完ですが2巻まで発売されました。

1999年9月30日に発売された第1巻は、『UFOロボ グレンダイザー』最終回から一年後のお話。
ある日突然、フリード星に帰ったはずのグレンダイザーが、円盤獣軍団に追われて地球へ逃れてきて、その救出の為にグレートマジンガーとビューナスA、そして、マジンガーZが出撃。WマジンガーとビューナスAは円盤獣軍団を蹴散らし、グレンダイザーを無事救出するが、グレンダイザーに搭乗していたのはデューク・フリードではなく、妹のグレース・マリア・フリードだった。一方、メカザウルスの急襲を受けた早乙女研究所では、ゲッターロボGがメンテナンス中の為、ゲッターチームが実験機(プロトタイプゲッターロボ)で応戦、今度は早乙女研究所のピンチにグレートマジンガーとビューナスAが向かう...というストーリー。
作画監督にあの小松原一男氏を迎え、ダイナミックプロ作品に対する造詣が深い越智一裕氏らが手掛けている作画が良いですね。まさに往年の東映まんがまつりそのもの。時折、兜甲児・剣鉄也・流竜馬が技名を叫んだり(ちゃんとオリジナル声優の石丸博也氏・野田圭一氏・神谷明氏が声を充てている!)、「Zのテーマ」「空飛ぶマジンガーZ」「鉄也のテーマ」といった楽曲がBGMで流れたりするのも嬉しいポイントです。

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