少年出版社 ビジュアル・ホラー・マガジン VZONE 1986年7月号

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昭和61年7月1日発行
発行:少年出版社

1986年7月号(通算第5号)は、巻頭特集で『エイリアン2』と『ポルターガイスト2』、二大続編モノの公開情報を先取り掲載。『ポルターガイスト』はともかく、『エイリアン』の続編が7年経って観られるとは思わなかったなぁ~。もっとも、この後シリーズ化され、更には『エイリアンvsプレデター』だの前日譚だの、派生作品が続々と作られていく訳ですが(笑)、この時点ではそんなこと思いもよらなかったですね。
あと、『ガバリン』!
製作のショーン・S・カニンガム、監督のスティーブ・マイナー、音楽のハリー・マンフレディーニなど、『13日の金曜日』シリーズのスタッフが再結集した作品ですが、『13金』とは毛色が違っていて、スプラッターというより、ちょっとユーモラスなモンスターたちの造形が見どころの作品でしたね。今となっては忘れられつつある作品ですが、'80年代ホラー映画ブームのまさに絶頂期に公開されただけに、当時を知る人間には思い出深い一本だと思います。
他にアメリカのSFX工房ILM(Industrial Light & Magic)や、ホラー&SF専門製作会社トロマの特集、『バタリアン』で監督デビューしたダン・オバノンの独占インタビューなど。ダン・オバノンへのインタビュアーは“ビデオバブル期の怪人”“闇のオタク王”として、もはや伝説となっている光山昌男氏ですね。記事中にオバノンと光山氏のツーショットがありますが、なんかもう、いろんな意味で時代を感じます。

#ホラー #スプラッター #SF #VZONE #少年出版社

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    woodstein

    2019/08/17

     表紙に見えるタイトルで気になったのが『スペースキャンプ』、内容そのものは大したことはないのですが、このときを遡ること2年前に公開された『インディ・ジョーンズ/魔宮の伝説』以後新作を聴くことのなかったジョン・ウィリアムズの新作スコアに触れることが出来て、映画音楽ファンにとってはそれなりに感慨の深い作品でした。

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    • B6cf967ebcafa336fe0b5e970ad6d9c2

      dape_man

      2019/08/18

      『スペースキャンプ』はホラーではないので未見ですが、そうですか、音楽がジョン・ウィリアムズだったんですね。機会があったら観てみたいです。

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    • Animals 16

      Jason1208

      2019/08/18 - 編集済み

      『スペースキャンプ』って、同名のイベントがNASA主体のサマーキャンプみたいな米国で開かれていた青少年向けの体験学習がありまして、これが北九州市のテーマパーク「スペースワールド」(1990-2018/1/1)の元になったイベントだったんですよ。

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    • B6cf967ebcafa336fe0b5e970ad6d9c2

      dape_man

      2019/08/19

      ご教示ありがとうございます。スペースワールドと『スペースキャンプ』の間にそんな関係があるとは知りませんでした。スペースワールドって、昨年、閉園していたんですね。

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  • B6cf967ebcafa336fe0b5e970ad6d9c2

    dape_man

    2021/08/13

    この年、ビデオが発売された、デビッド・リンチ監督のデビュー作『イレイザーヘッド』の広告。一時期、何度も観返すぐらいハマりました。

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    masa.drake

    2021/08/13 - 編集済み

    エイリアン2、大好きでした。マイケル・ビーンイイ味出してましたね!
    カバリンもシリーズ化されてました。
    ヒバ80年代ホラー!

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    • B6cf967ebcafa336fe0b5e970ad6d9c2

      dape_man

      2021/08/14

      '85、6年辺りは、毎月のようにホラー映画が劇場公開されていましたね。ほとんど映画館で観ています。高校生でしたが、学校帰りに友達と、或いは一人でも観に行っていました。懐かしい思い出です。

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  • Animals 16

    Jason1208

    2021/08/13 - 編集済み

    バブル期(1988-91年くらい)には、ビデオブームと重なったせいか、通常まず日本版(字幕)が出ないようなマイナーな映画が大量に輸入されて、妙な日本語題名がついていたのを覚えています。
    『ガバリン』とかもそんなひとつですね。
    傑作だったのは、アクション映画『ランボー者』です。
    光山昌男氏はいろいろな意味で有名でしたね。

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    • B6cf967ebcafa336fe0b5e970ad6d9c2

      dape_man

      2021/08/14

      光山昌男氏はちょっと検索するだけでもいろいろと当時のエピソードが出てきますよね。「NHKの『タイムトラベラー』全話持ってる」辺りはまだ微笑ましいですが、段々笑えなくなるんですよね。良くも悪くもビデオバブルの時代を象徴する人物です。

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    • Animals 16

      Jason1208

      2021/08/14

      返信ありがとうございます。
      自分も検索してみましたが、SF特撮を愛し、誠実であろうとする立場から言えば、洒落にならない人物とは言えそうですね。

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