モハ72901

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カツミのモハ72の旧製品を入手したが、この車体に該当する実車が見つからない。
側引き戸の戸袋窓の位置から、先頭車からの改造車であることはわかったが、屋根は中期以降の浅屋根でモハ63由来の車体とはいえない。
よくよく調べると、ジュラ電モハ63の車体載せ換え車のモハ72900番台が該当することがわかった。車体の載せ換え時期から、当時製造のモハ72と同様に浅屋根になったようだ。
モデルのパンタ側妻構えは戸袋窓がない500番台タイプだが、実車の900番台は、戸袋窓がついていた。
つまり当時のカツミは実車にないタイプのモハ72を作っていたことになる。
まあ最大公約数的なものが罷り通っていた時代のモデルだから許されていたのだろうが、今出したら叩かれるだろう。
ともかく、妻構えを一旦外し、戸袋窓を抜き、貫通扉のHゴムと同じくらいの太さの真鍮線を付け、Hゴムとした。
900番台は、キャンバス押さえがないので、縦樋のみ取り付けた。
最後の画像左がモハ72901

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