- Yamasaku Museum
- 3F 特別展:造岩鉱物
- ヒスイ勾玉
ヒスイ勾玉
専門店ネットショップで購入。ミャンマー産硬玉と軟玉。
勾玉は日本独自の装飾具で、縄文時代から見られる。牙の形を模したという説がある。皇室には、三種の神器として弥生時代から伝わる物があるという。
ヒスイは緑色の宝石、日本では5月の誕生石、ヒスイ輝石(ジェダイト、硬玉)とネフライト(軟玉)の総称。
ヒスイ輝石は、硬度7、NaAlSi2O6の輝石からなる。日本やミャンマーで産出、一般的にはネフライトより高価。輝石は造岩鉱物の一つ。イノケイ酸塩鉱物。二方向の劈開が顕著で、ほぼ90度をなす。
ネフライトは、硬度6.5、Ca2(Mg,Fe)5Si8O22(OH)2の角閃石からなる。中国でよく産出し、玉と呼ばれ珍重された。角閃石は造岩鉱物の一つ。イノケイ酸塩鉱物。二方向の劈開が顕著で、約120度をなす。
「翡翠」という語は、中国語でも硬玉、あるいはカワセミを現すために使われるという。しかし、「翠」=「ヨ」+「ヨ」+「卒」と分解できる。簡体字では習主席の「習」は「ヨ」であり、「卒」の字は死を意味する。
そこで、「祈翠」などの語句が検閲対象になったほか、ゲーム会社はキャラクタは表記を変えた。はたして、「翡翠」の語はどうなるであるか。いずれにしても、今後は翡翠石を見るたびに文字の獄を思い出す。