特別展:造岩鉱物

特別展:造岩鉱物

7

いわゆる地球の岩石は4000種類を数えるといわれるが、典型的な石は数種類の造岩鉱物がモザイク状に集合して作られる。
火成岩がその例で、それが風化、固結した堆積岩も同様である。一方、サンゴ礁のような生物遺骸が堆積したものや、鉱脈をはじめとする特殊な成分が入る変成岩は例外となる。
造岩鉱物は無色鉱物と有色鉱物に分けられる。無色鉱物にはケイ素元素が多く含まれ、有色鉱物には金属元素が多く含まれる。無色鉱物のほうが融解しにくく、比重が小さいという特徴がある。大陸地殻は無色鉱物、海洋地殻は有色鉱物中心の岩石から構成される。

【無色鉱物】
 月長石(長石)、メノウ・アメジスト(石英)

【有色鉱物】
 マイカコンデンサ(雲母)、ヒスイ勾玉(角閃石、輝石)、石鉄隕石(カンラン石、磁鉄鉱)、足跡化石模型(チタン鉄鉱)、牛骨製ナット(燐灰石)

Default