「便宜置籍船」(成山堂書店/木畑公一著)

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よく「リベリア船籍の貨物船が…」とか「パナマ船籍の…」ってニュースで聞くじゃないてすか。
約30年前に社会人になった頃にそれが気になったもので、この本を買ってその意味を学びました。

外国航路を走るコンテナ船やタンカーは、商船三井や日本郵船や川崎汽船のような国内の船会社の船でも、ほとんどが外国のリベリアとかマーシャル諸島とかパナマの会社の持ち船として登録されております。

なぜそうなのかと言いますと、それらの国がそこからの税収入をアテにして、いわゆるタックス・ヘイヴンになってるんです。ということで、税金の高い日本に自社の船を登録する船会社は無く、みなさんリベリアとかなわけです。

この本を読んでその仕組みがわかりました。

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