クライシス2050 シルクスクリーン(1)

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NHK「銀河宇宙オデッセイ」展で実はシドミードの原画が10〜15点ほど、1990年に作品と共に来日し、池袋西武で特別講演を開いていた。流れは映画「クライシス2050」のキャンペーンであった。展覧会の図録を購入すると漏れなく講演が聴けるというNHKの座組は不可思議だが、他では聴けない話が多かった印象。ショップに飾ってあったシルクスクリーンの3点セット。一つが映画「クライシス2050」の主役機(ヒーローマシン)の「ヘリウス号」がスペースステーション「スカイタウン」から太陽に向けて発信した様子を描いた珍しい縦位置の画面構成。

当時勿論、高価過ぎて手が出なかったがシドミードのスタジオに通ううち、2004年に3枚セットで思いがけずプレゼントして頂いた。シリアルナンバーが無かった為に、おや?と思っていたらA.P.(アーティストプルーフ)と書いた作家保存用であった為、当然サインは無い。再度、本当に頂いて大丈夫ですか?と念押ししたが構わないと仰った。
この来日の前の来日では丁度「スタジオに戻ったら直ぐにクライシス2050(SOLAR CRISIS)のポスターを仕上げないといけない」と仰っていたので間がさほど無かったと覚えている。「どれくらいで描き上げるのですか?」と尋ねてたら1週間くらいと言われていた。講演会では未だ当時はスライドフィルムをプロジェクターで、このイラストの制作過程を見せて頂けた。

このページに紹介した後日、真贋に関する問い合わせや、ヤフオクで高額な出品で相次いだため、大変複雑な責任を感じています。
過去に流通し、かつレアなアイテムは敢えて紹介しない方が、実はファンの為には良くない。
今後は、セルフプロデユースか、本当に手に入らない物にフォーカスすべきだと感じています。

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