黄鉱 (yellow ore) 松峰鉱山 #0243

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文字通り黄色味の強い黄鉱です。松峰鉱床の調査資料によると、黄鉱は黒鉱よりも僅かに銅の含有量が大きく2.6%(黒鉱は2.3%)、鉄は黒鉱の約2倍の26.6%(黒鉱は13.1%)、一方鉛、亜鉛、重晶石の割合は明らかに黒鉱よりも低くなっています。鉱床では上位から黒鉱、次いで黄鉱、珪鉱の順に重なっていたとのことです。全体写真(1~3枚目)のみ背景をソフト処理しています。

松峰鉱山(花岡鉱山松峰鉱床)は1963年(昭和38年)に発見された当時日本最大の黒鉱鉱床で、1966年(昭和41年)から花岡鉱山の支山として花岡鉱業(株)により銅・鉛・亜鉛が採掘され、1994(平成6)年に閉山しました。

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