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日野コンテッサ1300
現在はトラック・バスの専業メーカーとなっている日野自動車が嘗て自社生産していた小型乗用車、コンテッサ1300です。コンテッサとしては2代目に当たり、4ドアセダン仕様の再現になります。
1961年に初代がデビューし、1964年にモデルチェンジされたコンテッサは、ルノーの拡大版であった初代のエンジンとは異なり日野自動車自社設計のエンジンを搭載していました。4灯ヘッドライトと細いピラー、長いリアデッキを基本とするそのスタイリングは、ジョヴァンニ・ミケロッティが手がけており、セダン・クーペ共にイタリアのコンクール・デレガンスで複数年に渡り4度の賞を受賞する程の優雅さが特徴でした。リアエンジン・リアドライブの駆動方式も特徴であり、当時の日本製乗用車の中においてもスタイルや性能は傑出していました。しかし、小型乗用車の主流はすでにフロントエンジンに移っており、国内販売は振るわず1967年に生産終了となりました。以来、日野自動車は乗用車の自主開発から撤退する事となりました。
コンテッサのミニカー自体珍しい存在であると思いますが、セダンとなるとほとんど存在せず、トミーテックのマニアックさがひしひしと感じられます。セダンボディでも、非常に優雅なスタイリングであるという事を改めて認識出来ます。ホワイトのボディにレッドの内装の組み合わせが、高級感に溢れていると感じられます。特徴的なリアスタイルも忠実に再現されています。現在のトラック・バス専業メーカーである日野自動車のイメージでは考えられない程、この様な国産車離れした美しいスタイリングの乗用車が生産されていた事実に改めて驚かされます。
Nobuaki Sugiura
2024/03/10 - 編集済み日野コンテッサ、フロントグリルがなくノッペラで、ヘッドライトが横並び2灯。子供心に外車っぽくてカッコいいと思いました。
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Ratteboss
2024/03/10コメントありがとうございます。
コンテッサはフロントグリルがなくヘッドライトが横並び2灯というのがかなり個性的ですよね。確かに外車っぽい雰囲気もあり、オシャレでカッコ良いと感じるのがよく分かります。
非常に優雅なスタイリングだっただけに、販売不振に伴う生産終了が惜しまれます。
個人的に、日野自動車オリジナルの乗用車をもう少し見てみたかった気がします。
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Nobuaki Sugiura
2024/03/10やっぱりイタリアのジョヴァンニ・ミケロッティのデザインだったんですね。日本車にしては先進的でオシャレだと思いました。
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tomica-loco
2024/03/10 - 編集済み日野コンテッサ
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Ratteboss
2024/03/10写真ありがとうございます。
コンテッサの中でもクーペはより優雅なスタイリングですが、派手な赤いボディカラーやスポーティなデザインのホイールがまた魅力的ですね。
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who-me-A
2024/03/16 - 編集済み昔の車たちの方がプレスやボディの組付けや溶接に手間と技術が掛かっていました。今頃は剛性があがったとかロボット導入とか効率とかで、上から被せたようなボディばっかりですよね。
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Ratteboss
2024/03/16コメントありがとうございます。
今の自動車は、確かに上から被せた感じのボディが多いですね。
昔の車は、プレスやボディの組み付け、溶接に手間や技術を掛けている分、味わい深く美しいデザインの車が多かった印象です。
ボディ剛性については今の車が優れていますが、個人的には昔の車の方が欲しくなるデザインだと思えます。
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