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トヨタハイエース オリエンタルカレー配達車仕様
トヨタの定番1BOX車であるハイエースのオリエンタルカレー配達車です。4代目H100系の初期型で、1989年式を再現しています。尚、本シリーズでは初となる、平成デビュー車のモデル化になります。
1989年8月にバン及びワゴンがフルモデルチェンジされ4代目へ移行しましたが、いずれもバブル期ならではの力の入ったモデルと言えます。ワゴンが豪華志向を強めて現在のアルファードへと繋がる高級1BOXワゴンとしての地位を固めた一方、バンも実用性を高めつつ装備を充実させ膨大なバリエーションを展開した事により、モデルライフを通じて安定した売れ行きを見せました。2004年のフルモデルチェンジまで実に15年に渡り販売されていますが、耐久性の高さ等により2023年現在でもまだまだ現役で活躍するモデルが多く見られています。
本シリーズではヘッドライトの奥まった初期型の再現になりますが、とても実車デビューから30年以上経過したとは思えない、モダンで完成された実に良いデザインであると感じられます。実車がフルサイズの1BOX故ミニカーも重量感があります。ボディカラーは「株式会社オリエンタル」仕様で特徴的な黄色と赤の鮮やかなカラーリングとなっておりインパクト抜群です。因みにこのボディカラーは現在も同社の営業車として使用されているそうです。荷室にはレトルトカレー等が入った段ボールが沢山積載されています。
流石に初期型は少なくなったもののまだまだ現役を見かける機会のある100系ハイエースですが、バブル期ならではの力の入り具合や実に機能的で全く古さを感じさせないデザイン等実車の魅力がしっかり感じられるミニカーであると思います。「懐かしの」を謳うにはやや新し過ぎる気もしますが、1BOXの代表選手であるハイエースはやはりこのシリーズに欠かせないと改めて感じられます。