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日産ディーゼルバイソン バキュームカー仕様
日産ディーゼル(現UDトラックス)が販売していた小型トラック、バイソンです。1979年式のバキュームカー仕様を再現しています。 バイソンは1979年9月、当時日産が販売していた小型トラックの3代目キャブオール/クリッパーの兄弟車として誕生しました。日産ディーゼル店での取り扱いとなり、兄弟車と異なりディーゼル車のみのラインナップでした。車名自体は力強さを感じさせるものの、「バイソン=倍損」と捉えられる為に敬遠されるケースもあった様です。1981年12月にはフルモデルチェンジされ「コンドル20/30」へ車名変更されました。これによりバイソンの名称は消滅し、僅か2年3ヶ月の短命モデルとなりました。 今回初めて立体化されたバイソンですが、これにより懐かしの商用車シリーズではC340型系3兄弟が全て揃い踏みとなりました。この様な短命モデルまで製品化する辺り、当シリーズの商用車に対する強い思い入れが感じられます。ちなみに当シリーズのバキュームカーでは初の4輪トラックとなるモデルであり、リアのシングルタイヤやバキュームカー特有の複雑な造形等、随所に往年のバキュームカーならではの雰囲気が再現されています。実車の標準色であったグレーのボディカラー、バイソン特有のフロントマスクも味わい深いです。
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三菱ランサーバン 事務用品店仕様
三菱が嘗て販売していたライトバン、ランサーバンの初代モデルです。1977年式の再現であり、事務用品店仕様となっています。尚、ランサーバンの立体化は史上初となります。 1973年に初代ランサーが誕生しましたが、基幹車種には概ねライトバンの設定があった流れもあり、ライトバンがセダン系より少し遅れて登場しました。1976年のマイナーチェンジでエンジンがそれまでの「ネプチューン」から「オリオン」に換装されています。セダン系は1979年にモデルチェンジされ「ランサーEX」となりましたが、バンはマイナーチェンジを挟みながら1985年まで継続生産されました。1982年の仕様変更で、フロントラジエターグリルに「MMC」マークが追加されています。 今回初の立体化となったランサーバンですが、これにより懐かしの商用車シリーズで小型クラスのライトバンが各社揃い踏みした感じです。さすがはマニアックな車種に焦点を当てる本シリーズならでは、と言った感じですが、実車の丸みのあるスタイリングを的確に再現しており、シルバーのボディカラーの組み合わせも真面目な印象です。グレードは「1400EL」となっており、リアビューもリアルに再現されています。荷室には、レジ機器やレターケース、ファイルや紙類等が入った大小の段ボールが積載されています。
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トヨタハイエース 内装業仕様
4代目ハイエース中期型の内装業仕様です。中級グレードのGL、1993年式を再現しています。 1989年にデビューした4代目100系ハイエースは、ワゴンが高級化路線を突き進む一方で本質のバンも実用性の高さに磨きがかけられました。1993年のマイナーチェンジではバンの外装も大きく変化し、異型ハロゲンヘッドライトや現在も使用されているトヨタのCIマークの採用などが特徴です。 今回は屋号の入っていない白ボディに黒バンパー、銀のスチールホイールの組み合わせである為、正に「ザ・商用車」と言える雰囲気に溢れています。実車の耐久性の高さ故この中期型はまだまだ見かける機会が多く、どちらかと言えば現代の商用車という雰囲気ですが、もう30年前の車であるという事に驚きです。それだけこの100系ハイエースが全く古びる事の無い完成されたスタイリングである証とも感じられます。 内装業という事で、リアシートを畳んだ状態で車内には内装ボードや軽量鉄骨フレーム等が積載されています。フロントマスクもしっかり中期型仕様となっており、現代的な印象です。尚、ナンバープレートの番号「27-79」は実車に搭載されている3L型ディーゼルエンジンの排気量となっており、ここもマニアには堪らないポイントであると思います。
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日産サニートラックSTDボディ 東芝サービスカー仕様
日産の小型ボンネットトラック、2代目サニートラック(B120型)STDボディの東芝サービスカー仕様となります。2代目サニートラックとしては前期型、1976年式の再現になります。 本シリーズではこれまで中期型(1977〜1989年)及び後期型(1989〜1994年)が製品化されており、この初期型(1971年〜1977年)の登場により2代目サニートラックは3タイプ全てが製品化された事になります。初期型のメッキバンパー及び丸形ヘッドライトは中期型と同様ですが、バンパーにゴムブロックが無くホイールがお椀型となっている点やスピードメーターが横バー式になっている点が初期型ならではの特徴です。 本シリーズの第1号であるダイハツミゼットMP5型以来となる東芝サービスカー仕様での再現ですが、そのレトロなカラーリングが1970年代のサニートラックにも非常にマッチしている印象です。荷台には家電を梱包した様々な段ボールが積まれ、配達に向かう姿を再現した形となっています。1971年から23年もの間基本設計を変えず長期生産された2代目サニートラックですが、初期型のフロントマスクはレトロで可愛らしい印象です。
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ダットサンブルーバード1600SSS(P510)
日産の小型セダン、ブルーバードの3代目モデルとなるダットサンブルーバード(P510)です。4ドアセダンの1600SSS、1969年式を再現しています。 先代410型の不評を受け直線的なスタイリングに一新された510型ブルーバードですが、先代でデビューしたスポーティグレードの1600SSSはトップグレードとして君臨していました。スーパースポーツセダンの名に恥じない魅力的な仕立てとなっており、510型がブルーバード史上屈指のヒット作となる上で大きな役割を果たしました。国内外のレースでも、1600SSSは好成績を残しポテンシャルの高さを証明しています。 時代を代表する名車となった510型ブルーバード故本シリーズでも当然の様に製品化されましたが、スポーティなフロントマスクやSSS専用のホイールキャップの再現が実に魅力的です。本来ファミリーセダンであったブルーバードですが、スポーティなSSSグレードという事でスポーツカーにも引けを取らない独自の存在感が見られます。 改めて、実車がスポーティで魅力的な小型セダンであった事を感じさせてくれます。
No.17 デアゴスティーニ 1990円 書店Ratteboss
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トヨタハイエース オリエンタルカレー配達車仕様
トヨタの定番1BOX車であるハイエースのオリエンタルカレー配達車です。4代目H100系の初期型で、1989年式を再現しています。尚、本シリーズでは初となる、平成デビュー車のモデル化になります。 1989年8月にバン及びワゴンがフルモデルチェンジされ4代目へ移行しましたが、いずれもバブル期ならではの力の入ったモデルと言えます。ワゴンが豪華志向を強めて現在のアルファードへと繋がる高級1BOXワゴンとしての地位を固めた一方、バンも実用性を高めつつ装備を充実させ膨大なバリエーションを展開した事により、モデルライフを通じて安定した売れ行きを見せました。2004年のフルモデルチェンジまで実に15年に渡り販売されていますが、耐久性の高さ等により2023年現在でもまだまだ現役で活躍するモデルが多く見られています。 本シリーズではヘッドライトの奥まった初期型の再現になりますが、とても実車デビューから30年以上経過したとは思えない、モダンで完成された実に良いデザインであると感じられます。実車がフルサイズの1BOX故ミニカーも重量感があります。ボディカラーは「株式会社オリエンタル」仕様で特徴的な黄色と赤の鮮やかなカラーリングとなっておりインパクト抜群です。因みにこのボディカラーは現在も同社の営業車として使用されているそうです。荷室にはレトルトカレー等が入った段ボールが沢山積載されています。 流石に初期型は少なくなったもののまだまだ現役を見かける機会のある100系ハイエースですが、バブル期ならではの力の入り具合や実に機能的で全く古さを感じさせないデザイン等実車の魅力がしっかり感じられるミニカーであると思います。「懐かしの」を謳うにはやや新し過ぎる気もしますが、1BOXの代表選手であるハイエースはやはりこのシリーズに欠かせないと改めて感じられます。
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日産クリッパー ごみ収集車
日産が嘗て生産していた2トンクラスのトラック、クリッパーの3代目モデルです。1980年式のごみ収集車仕様を再現しています。 1976年5月に登場した3代目クリッパーは、3代目キャブオールと兄弟車になりました。基本デザインはキャブオールと共通ながら、クリッパーのアイデンティティと言えるグリル内の十文字型意匠を引き継いでいる点が特徴です。1979年には日産ディーゼル・バイソンが登場し三兄弟となりました。1981年12月には後継車のアトラス登場に伴い兄弟車と共に生産終了となっています。 ミニカーでは実車の純正カタログ色であったグリーンのボディカラーを纏った塵芥車仕様となっており、レトロな雰囲気に溢れています。1980年6月に一部改良が施され3.3ℓのED33型エンジンが追加された最終型がモデルであり、本シリーズのvol.29で登場した兄弟車のキャブオールとは年式が変えられているのもこだわりポイントと感じられます。塵芥車特有のディテールもしっかり再現されています。
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トヨタクラウンバン 首都高速パトロールカー
7代目クラウンのバンをベースとした、首都高速パトロールカーです。1985年式の再現になります。 7代目クラウンバンは1983年8月に乗用車系と共にモデルチェンジされ登場しました。従来通りセダンの後部を箱型にしたスタイリングとなっていましたが、7代目においては新たに2段ハイルーフを採用しスタイリッシュな外観となったのが特徴です。ガソリンエンジンは直列6気筒を搭載しています。バンと言えどもクラウンらしく、商用車らしからぬ豪華な装備もまた特徴でした。 今回首都高速パトロールカー仕様で再現されたクラウンバンですが、グリルやホイールに高級感が見られ流石クラウンといった貫禄が感じられます。起立式標識装置や車内の機材、紅白ゼブラ塗装の前後バンパーの再現も魅力的です。
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スバル360(K111)
スバル初の軽自動車、スバル360(K111型)です。出目金の様なフロントマスクが特徴である、最初期の1958年式を再現しています。 スバル360は「国民車構想」に基づき大人4人が無理なく乗れる軽自動車として開発され、それまで庶民にとって高嶺の花であったマイカーを手の届く身近な存在にする上で大いに貢献しました。1958年3月にデビューしたスバル360はその特徴的なスタイリングから「てんとう虫」の愛称で親しまれ、軽自動車の王者として君臨しました。スバル360は1970年の販売終了まで第一線で活躍し、正に日本のモータリゼーションをけん引した不朽の名車と言えます。 スバル360は12年に渡り生産されただけあり外観も少しずつ変化していますが、やはり最初期型が一番可愛らしい印象です。クリーム色のボディに黒いルーフの組み合わせが初期型ならではと言った感じです。1/64スケールとなれば、非常に小さく可愛らしい雰囲気です。 日本の名車コレクションシリーズにおいては、嘗て人気を誇ったスポーツカーも魅力的ですが、この様な庶民にとって身近な存在であった車種も欠かせないと改めて感じられます。
No.7 デアゴスティーニ 1990円 書店Ratteboss
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日産ダットサントラック620 精肉店仕様
7代目ダットサントラック620型の精肉店仕様です。1975年式の再現になります。 7代目ダットサントラックは1972年2月に発売され、北米市場を意識した抑揚のあるスタイリングを特徴としていました。ショート及びロングの2種のホイールベースのシングルキャブトラック、6人乗りのダブルピックアップがラインナップされていました。従来からの性能や信頼性に加え、充実した装備や抑揚あるスタイリングにより620型ダットサントラックは北米市場で大ヒットとなっています。商用ユースのみならず、カスタムベースとしても注目を集めていました。 今回はボディ後半を冷蔵可能な箱型とした独特のスタイルで製品化されており、ホイールベースがロング仕様となっている点が特徴です。コルゲート仕上げの側板もリアルに再現されており、最大積載量750kgとされています。勿論フロントマスクやホイールなども実車に忠実に再現されており、抑揚あるスタイリングも相まって商用車ながらスポーティな雰囲気が感じられます。620型ダットサントラックのミニカーは様々なブランドで製品化されていますが、ボディ後半が箱型になっているモデルは珍しく、新鮮な印象を受けます。
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スバルサンバー 赤帽仕様
スバルの軽商用車、4代目サンバーの赤帽仕様車です。1982年式の再現であり、ハイルーフパネルバンがベースとなっています。 1982年9月にフルモデルチェンジされ4代目に移行したサンバーは、剛力サンバーの愛称で親しまれた先代の無骨なスタイリングから一転、都会的で垢抜けた印象に変化しています。バンタイプはRVテイストが強くなり、商用グレード含め全車「サンバートライ」の名称が与えられました(1987年のマイナーチェンジで、乗用ユース向けのサンバートライと純商用のサンバーバンに分離)。トラックは国産初のハイルーフタイプが導入された点が特徴で、ハイルーフ仕様は「サンバーハイトラ」の名称で親しまれました。先代末期より追加された4WDモデルは、超低速ギアのEL(エクストラロー)が新たに設定され、低速域での悪路走破性が向上しています。エンジンは最高出力29psを発生する550cc直列2気筒が搭載されていました。トラックにはホワイトやシルバーの他、ターフグリーンと呼ばれる黄緑色のボディカラーも設定され、当時の軽トラにしてはカラーバリエーション豊富でした。競合モデルをリードすべく様々な面においてかなり力の入ったモデルチェンジであったと言えます。尚、赤帽専用車も設定され、通常のサンバーに比べ耐久性が強化された専用設計のエンジンが搭載されている点が特徴です。 赤帽は正式名称で「全国赤帽軽自動車運送共同組合連合会」と称され、軽自動車運送業を行う個人事業主の共同組合です。宅配便では運べない大きな荷物や緊急搬送など臨機応変に対応しますが、基本は1台単位でのチャーターとなり、単身引越しや大きな家具の配送に重宝する点が特徴となります。 今回1/43スケールで初登場となった4代目サンバーですが、正にトミカの31番でお馴染みであった赤帽サンバーをそのまま大きくした印象です。屋根上のパイプラックやキャブ前面の「赤帽シャトル便」の文字が実に魅力的です。軽トラでは珍しい縦長のテールランプもリアルに再現されています。積荷でダンボールや電気釜、自転車が再現されており、単身引越しを想定した仕様となっています。
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日産サニーバネットラルゴバン クリーニング店仕様
日産の小型商用車、バネットの上位車種であるバネットラルゴのクリーニング店仕様です。本シリーズで以前製品化されたチェリーバネットラルゴバンではなく、サニーバネットラルゴバンでの製品化になります。因みに1982年式の再現となっています。 小型商用車バネットの全長及び全幅を拡大したバネットラルゴは1982年に登場しており、バンとコーチ(乗用)が設定されていました。バネットがトヨタ・ライトエースと競合するのに対し、バネットラルゴはライトエースの兄貴分であったトヨタ・タウンエースとの競合モデルという位置付けでした。全幅は5ナンバー枠一杯ながら、全長は比較的コンパクトであり取り回しの良さが特徴となっていました。 今回サニーバネットラルゴ仕様で製品化されましたが、前回のチェリーバネットラルゴとはフロントの帯色やヘッドライトケース(サニーバネットラルゴは銀帯+黒枠)が異なり、兄弟車間のちょっとした違いが抜かりなく再現されているのがマニアックです。サニー/チェリー/ダットサンバネットラルゴそれぞれの差異は正直余程の車好きでないと余り気にしないポイントであると思いますが、そこまで拘るのがまた懐かしの商用車コレクションシリーズならではといった印象です。上位グレードGLの再現であり、濃紺のボディカラーにカラードバンパー、オプションのストライプの組み合わせがいかにも上級仕様といった雰囲気です。商用車ながら、乗用仕様であったコーチに近い雰囲気が見られています。 神奈川県横浜市にある架空店舗「青木クリーニング店」で使用していたという設定であり、ドアに屋号が書かれています。車内にはクリーニング済みの衣類が積載されており、濃紺の車体に真っ白な衣類の組み合わせが清潔感に溢れる印象です。
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マツダニューポーターキャブ550 空調設備業仕様
マツダが嘗て生産していた軽トラックであるニューポーターキャブの空調設備業仕様です。1985年式の再現であり、以前本シリーズで製品化されたりんご園仕様とは年式が変更されているのがポイントです。 1977年8月新規格に対応しビッグマイナーチェンジ、排気量も550ccに拡大されて登場したニューポーターキャブですが、1983年及び1985年にそれぞれマイナーチェンジされています。外観上の特徴としては、1983年にボディカラーの変更(青→白)、1985年にはヘッドライトベゼル間を繋ぐ黒いガーニッシュの追加が挙げられます。1980年代に入ると、フルモデルチェンジを経てモダンなスタイリングへ変化していく他社の軽トラに比べると流石に古さは否めない印象となりましたが、それでもマツダ最後の自社製軽トラとして1988年まで生産され(販売は1989年まで)、後継となるスクラムシリーズ(スズキエブリイ/キャリイOEM)にバトンを託しました。そのレトロで可愛らしいスタイリングは一部の車好きの間で人気となり、カスタムベースとしても用いられています。 今回製品化されたモデルはニューポーターキャブ最終期のモデルであり、くすんだホワイトのボディカラーに黒いガーニッシュの追加されたフロントマスクが最終型の特徴を表現されています。シート色も実車に合わせグレーとなっています。三角窓やサイドミラーが80年代中盤の軽トラらしからぬレトロな印象で、ニューポーターキャブならではの強い個性が感じられます。 荷台にはエアコンのアルミダクトや脚立、室外機やエアコンの段ボール、ブリキ製の大型工具箱等が積載され、仕事場に向かう雰囲気を再現しています。小さなニューポーターキャブの車体に大きなアルミダクトを積載するのは流石にキツそうに見えますが、可愛らしい街の働き者であるニューポーターキャブのキャラクターを最大限に表現した個性的なモデルであると感じられます。敢えて特定の業者名の屋号を入れていないシンプルなスタイリングも好印象です。
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ダイハツミゼットMP5 造花店仕様
ダイハツの軽オート三輪、ミゼットMP5型の造花店仕様です。1962年式の再現になります。 1957年に登場したミゼットは、初期モデルでバーハンドルにドアなし、幌屋根というバイクベースのスタイリングでしたが、1959年に丸ハンドルにドアのある仕様であるMP型が導入されました。1962年には全長を3m近くまで大きくした決定版のMP5型が発売されています。初期のDKA型に比べて、実用性や快適性が随分と向上していました。 戦後日本の高度成長期を支えたオート三輪の代表選手であるミゼットは、商用車の代名詞でもある故本シリーズでは様々なモデルが登場しています。この造花店仕様は、特典モデルも含めると第5のバリエーションになりますが、ミゼットMP5型のイメージカラーであるライトグリーンのボディカラーに黄色いホイールの組み合わせがいかにもミゼットらしい雰囲気で魅力的です。荷台にはお祝い用の花環が積載されており、ミニカーにおいても非常に珍しい仕様ではないかと思います。保護用のフィルムが掛けられた花環も非常にリアルな印象です。
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マツダファミリアバン 桃屋サービスカー仕様
マツダのライトバン、4代目ファミリアのバンモデルです。1977年式の再現であり、桃屋サービスカー仕様となっています。因みに、4代目ファミリアのバンとしては史上初の立体化となります。 1977年に登場した4代目ファミリアは、3/5ドアハッチバックでの登場となりましたが、ライトバンも設定されています。ファミリアとしては最後のFR方式となり、乗用車系が1980年にフルモデルチェンジされ初のFF車となった後もバンはマイナーチェンジを重ねながら1985年まで生産されました。後期では5代目風にフロントマスクが大整形されています。 ミニカーで再現された桃屋サービスカー仕様のファミリアバンですが、いかにも昔懐かしいライトバンの趣が強く感じられます。因みにグレードは上級のGLを再現しています。ハーモニカ風のフロントグリル等、本当に実車の特徴をよく捉えていると思います。渋めの雰囲気の中に、「ごはんですよ!」のカラフルな文字がインパクト満点で実に魅力的に映ります。車内には、桃屋の製品である「江戸むらさき」「ごはんですよ」「キムチの素」等の段ボールが積載されています。ミニカーとしての完成度の高さもさることながら、何となくご飯が食べたくなってしまう様な不思議な感じのある、独特の世界観に溢れるミニカーであると思います。
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