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トヨタカローラランクス
トヨタ9代目カローラの5ドアハッチバックモデル、カローラランクスです。2001年式の再現になります。
ニュー・センチュリー・バリューのキャッチコピーの元誕生した9代目カローラシリーズの第3のモデルとして2001年に登場したカローラランクスは、カローラとしては7代目まで存在していたカローラFX以来のハッチバックモデルとなります。エンジンは1.5ℓ及びスポーツツインカムを含む2種の1.8ℓエンジンをラインナップしていました。カローラとしてはコンパクトでキビキビ走れるモデルとして人気を博し、スポーツツインカム仕様はエアロパーツにスポーティな走りを特徴としホットハッチとしてのキャラクターを確立していました。後期では、それまでカローラセダン/フィールダーと共通であったフロントマスクがランクス専用デザインに改められています。因みに、ネッツ店向けに兄弟車のアレックスも存在していました。
ミニカーではZグレードが再現され、実用的ながら程よくスポーティな実車のキャラクターがしっかり感じられます。シルバーのボディカラーにベージュの内装の組み合わせが上質な印象です。インパネやダッシュボード、シフトレバー等内装が細かく色分けされている点も好印象です。
実車のデビューからはもう20年以上経ちますが今だに古さを感じさせないスタイリングであり、事実上の後継である現在のカローラスポーツと比較しても負けない魅力があると思います。現在ではこの様なCセグメントのハッチバック車はサイズが大型化し軒並み3ナンバー車となりましたが、ランクスは5ナンバー車ならではの取り回しの良さと実用性の高さ、上質さとスポーティさが兼ね備えられており魅力的なコンセプトであった事が改めて感じられます。