京の通り名の唄 東西編
初版 2021/08/25 20:41
2004.11.19
ご存じのとおり,京都の通りは碁盤の目のようになっていて,場所を表すのに,2次元の座標が用いられています。
ここ,葉樹林は,智恵光院通り鞍馬口通り東入る2軒目。となります。
そんな京の通り名を唄にしたものがあります。今日紹介する東西編の方がよく知られているようです。しかし,すべてを言える方も少ないようです。では。
まるたけえびすにおしおいけ(て)
丸竹夷二押御池
丸太町,竹屋町,夷川,二條,押小路,御池
あねさんろっかくたこにしき
姉三六角蛸錦
姉小路,三條,六角,蛸薬師,錦小路
しあやぶったかまつまんごじょう
四綾仏高松万五条
四條,綾小路,仏光寺,高辻,松原,万寿寺,五條
せったちゃらちゃらうおのたな
雪駄ちゃらちゃら魚の棚
魚の棚
ろくじょうさんてつとおりすぎ
六条三哲通り過ぎ
六條,三哲
ひっちょうこえればはっくじょう
七条越えれば八九条
七條,八條,九條
じゅうじょうとうじでとどめさす
十条東寺でとどめさす
十條
東西の通りを北から南へ唄ったものです。ただ範囲は,丸太町から十條までです。
葉樹林のある鞍馬口通りは,丸太町よりはるかに北になります。
昔は,丸太町のすぐ北が御所なので,ここより上は重要ではなかったのかもしれません。御所より東寺までというような感覚なのかもしれませんね。
#思い出