宮崎県児湯郡西米良村板谷 松茸水晶を伴う水晶クラスター

0

ミネラ79号掲載

ミネラにて、天使の羽、恐竜の首と表現したものです。何を言っているのかと分かりにくいかもしれませんが、

・1枚目の松茸水晶部分が、ブラキオサウルス、首長竜に見える
・2枚目全体写真が、羽を広げた天使感(どこかのパチンコのCMに出ていた、デカい羽のキャラ感)がある

という感じです。ジュラシックパーク1作目で、木の上からブラキオサウルスを見上げるシーン、森から出てくるブラキオサウルスの首、あれを連想したわけです。その点、3枚目が分かりやすいでしょう。

板谷の水晶といえば、高透明度、細い単結晶、異形な石英と微細な水晶のイメージで、松茸の印象はありません。松茸の横にある単結晶、これが普通の板谷の特徴。

石英部分についてもThe 板谷。表面が水晶の柱面、錐面で煌びやかになっている石英2つが、細かな水晶のおかげで接合しています。この過程で、細い単結晶の上に小粒の水晶が接合したのでしょうか?

どのようにしてこの松茸が生まれたのか、不思議でならない標本です。

Default