青森県中津軽郡西目屋村 尾太(おっぷ)鉱山 菱マンガン鉱・黄鉄鉱を伴うカテドラル水晶

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『ミネラ』77号掲載

約13センチの横幅のピンク色水晶です。

初めに見た時、その色の美しさから日本の水晶とは思えませんでした。

カテドラル水晶が形成された後、マンガンが降りかかる形で作られたものと思われます。
面白いのが、褐色のマンガンが垂れて下に伸びている点。鍾乳石みたいですね。

尾太鉱山の水晶クラスターが時々出回っていますが、僅かにマンガンが降り掛かっているものは見かけることがあります。ただ、ここまで色付く程マンガンに覆われたものは他に見たことがありません。

(2022.2.28追記)
根本部分は薄い紫水晶のようです。

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