長野県南佐久郡川上村川端下 小川山 薄紫水晶クラスター

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小川山の紫水晶は、以前に掲載したものが僅かに紫に見えるもので、見る人によっては通常の水晶にも見えてしまいました。
https://muuseo.com/Matsu_Crystal/items/183

今回の水晶はどうでしょうか?

やはり薄いことは否めませんが、上から見ると淡いあやめ色をしています。撮影用ライトを使うと見にくいため、8枚目のように適当に撮影した方が紫に見えてしまう不思議な水晶です。

もちろん、紫を抜きにしてもこの透明度は美しいです。小川山らしく、透き通った薄い煙は鉱物コレクターを魅了します。

長野県南佐久郡川上村川端下 小川山  薄紫水晶(一つはエステレル式双晶)
小川山のある特定の場所では、紫水晶が採取できる。 一部の書籍で、そのように説明され、実際にあやめ色をした紫水晶が掲載されています。 小川山は現在でも採取が盛んに行われていることは皆様ご存知の通りですが、紫水晶が採れたという報告はまず上がってきません。浅草石フリマ2021にて、僅かながら標本が放出されていましたが、購入することができませんでした。 しかし、とある方からいただいた小川山の水晶(加工材)をよく見ると、僅かに根元部分が普通と異なる色をしているものを2つ発見しました。光を当てると極めて薄い紫色に見えるので、これは紫水晶としても良いだろう、ということでこちらに掲載しました。 1つ目は何となく紫色。 2つ目は明らかに薄紫色で、エステレル式双晶(軸の角度が76.26°)を成しています。6枚目がよく分かるかと思います。 (追記:2024.1.8) Google Pixel 7proでの撮影版を7、8枚目に追加しました。
https://muuseo.com/Matsu_Crystal/items/183

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