北海道札幌市手稲区 手稲鉱山 負晶入り水晶

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『ミネラ』77号掲載

金山として近代から戦後に栄えた手稲鉱山。つい10年ほど前は立ち入りができたようで、水晶をはじめテルルやバライトが採れることで知られていました。

その中で、これらの水晶は極めてクリアなものになります。長野県、麻績の水晶に近い雰囲気でしょうか。

2cmほどの単結晶ですが、ルーペで中を覗くと負晶が見られます。物によっては気泡が見られるものもあると聞きますが、こちらは確認できません。一部は両錐水晶となっています。

立入禁止となった今、新たな産出は望み薄となっております。

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