SMITH/KOTZEN『Smith/Kotzen』

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2021年発表のSMITH/KOTZENの1st。
エイドリアン・スミス(IRON MAIDEN)とリッチー・コッツェンという、これまでの活動歴から考えると音楽的つながりの薄そうな二人が組んだユニット。
レコード会社の企画などではなく、純粋にご近所付き合いから曲作りに発展したとか。

エイドリアンは過去にメイデンのシングルのB面で「Reach Out」という隠れた名曲を残し(リードヴォーカル)、脱退後の自身のバンドでも歌っていた。
リッチーはPOISON、MR.BIGでの活動やソロ、最近ではWINERY DOGSでの活動を通じて味のあるギタープレイ(ピック使わないのね)、歌うま、そしてイケメンの三拍子そろった「ズルい」ミュージシャンとして知られている。

今作で聴けるのは、渋めのブルーズ・ハードロック。ギター以外も二人でほとんど演奏(メイデンのDr、ニコも一曲参加)している。
二人のギタープレイや歌声の対比も分かりやすく、曲自体も適度にキャッチ―で渋めとは言いながらもとても聴きやすい。
現時点では日本盤の発売はなく、輸入盤のみで入所可能。

コロナ禍でツアーができなくなり、時間の空いたアーティストの意外な組み合わせのコラボが今後も聴けるかもしれない。

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