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Byrne&Barnes『An Eye For An Eye』
Byrne&Barnesの81年発表の1stにして唯一の作品。 バーンアンドバーンズと読む。 当時、日本のみで発売され、本国アメリカでは全く無名な作品であるとか。 しかし、間違いなくAORの最高傑作。 予算不足で音質がイマイチなんて些細なこと。 本当に出会えて良かったと心から思える。 洗練された切ないメロディは都会的でありながらどこか懐かしさも感じる。 まだ聴いたことがないという人は他を後回しにしてでも聴くべき。我が家の家宝。 この作品にはジャケと曲順が違う再発CD があり、そちらを先に聴いていたせいか、10曲目「An Eye For An Eye」を1曲目にして聴きたくなる。
Keisuke510
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ASIA『Asia(詠時感〜時へのロマン)30周年記念プレミアムBOX』
ASIAの82年発表の1stの発売30周年を記念して2012年に発売されたBOXセット。 限定500セットだが、現在でも中古で入手可能。 80年代を代表する名盤。 個人的にこれまで聴いた全ジャンルの中でも5本の指に入る大好きなアルバム。 ジャケ絵はロジャー・ディーン。 セット内容はCDとアナログ盤(それぞれ2012年リマスター)、ジャケ絵をあしらったTシャツ、ドキュメンタリーや82年と83年のツアーの模様が収められたDVD 、直筆サイン入りのカード、ラミネートパス、ツアーパンフのレプリカが同梱。 ボックスの絵も原盤から高精細で再現されておりとても綺麗。 とにかくこの2012リマスターがとても良い音。 他の作品もこのクオリティで出して欲しいくらい。 一方、DVD の内容が…。 ワンカメのボケボケ映像で雰囲気がわかる程度。
Keisuke510
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Chris Squire『Fish Out Of Water(未知への飛翔)』
Chris Squireの75年発表の1st。 YESのベーシストのソロ。 2015年に亡くなるまで、唯一のオリジナルメンバーとしてYESに在籍。 長身にリッケンバッカー・ベースがよく似合う。 独特のゴリッとしたベースの音と特徴的なボーカルはこのアルバムでも変わらないが、YESよりもオーケストラを多用した曲が多く、全体の作風はシンフォニックロックに近い。 間違いなくYESの楽曲の要素も含みつつ、本家では使えないアイディアを使った、まさにソロアルバムらしいソロアルバム。
Keisuke510
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DREAM THEATER 『Images &Words』
DREAM THEATER の92年発表の2nd。 全メタルファン、いや全音楽ファン、いやいや全人類必携の名作中の名作。プログレメタルというジャンルをシーンに根付かせた。 この作品で超絶技巧と良質なメロディは両立し、感動を呼ぶことができると証明した。 「Another Day」や「Take The Time」、「Surrounded 」などはポップと言ってもいいような親しみ安さがある。 2017年に武道館で見た完全再現ライブは泣いた。
Keisuke510
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David Roberts『All Dressed Up…』
David Robertsの82年発表の1st。 やってしまった。今気づいた。 何故か同じ盤が2枚ある。 片方は通販で買った痕跡がある。 好きなアルバムだから、まあいいか。 デビュー作だが、大御所ジェイ・グレイドンがプロデュース。参加ミュージシャンもTOTO やビル・チャンプリンなどと、超豪華。 自称バラードマニアとしては7曲目「Midnight Rendezvous 」だけで元が取れる。 この後、作曲家としての能力を買われ、テレビ番組やCMなどの音楽家へ転身。2008年に26年ぶりのアルバムを発表した。
Keisuke510
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THIN LIZZY『Jailbreak(脱獄)』
THIN LIZZY の76年発表の6枚目。 アイルランドと言えばTHIN LIZZY 。 ツインリードと言えばTHIN LIZZY 。 彼らの代表作で「Jailbreak」、「The Boys Are Back In Town」、「Cowboy Song」、「Emerald」など、名曲がいっぱい。 ジャケ絵は画家のJim Fitzpatrick が担当。 アナログレコードを集めるきっかけになったアルバム。CDで聴くのとこんなに違いがあるのかと驚いた記憶がある。今でもこのアルバムはアナログの音がしっくり来る。 なんでも、フィルの書く歌詞が素晴らしいそうで、訳詞を追いながら聴くとさらに楽しめる、らしい。
Keisuke510
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REBECCA『Poison』
REBECCAの87年発表の6枚目。 「せんぱ〜い」の幽霊の声でおなじみの「MOON 」やSONYのコンポのCMに使われた「Nervus But Glamorous 」が収録されている。 後期のアルバムとあって、NOKKOのボーカルはハリとツヤが絶好調。曲もじっくり聴かせる曲が多く、聴きごたえがある。
Keisuke510
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SANTANA『Lotus(ロータスの伝説 完全版)』
SANTANAの74年発表のライブ盤。 前年に行われた熱ーい日本公演(7/4、7/5大阪公演)が収録されている。 これは2017年に音源発掘が行われて未発表の演奏が追加された「完全版」。 日本人の司会者によるアナウンスで始まり、瞑想を促す。そしてそーっと始まる演奏がたまらない。 50年近く前の録音とは思えぬ生々しい演奏。 ライブに参加された方が本当に羨ましい。 そしてこの「ロータス」といえば、有名な横尾忠則のデザインした22面体ジャケット。 住宅事情から全部広げたことはないが、とにかく圧倒される。有無を言わさぬ物量。 デジタルダウンロードにはない「物を所有する」ということの悦楽が味わえる。
Keisuke510
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U.K.『Night After Night (ライヴ・イン・ジャパン)』
U.K.の79年発表のライヴアルバム。 75年5月の来日の模様を収録。 Wetton師匠の「キミタチサイコーダヨ」でおなじみ。 近年、実際の公演の完全版も出ているが、こちらを聴く方が多い。プログレ最後のきらめきが凝縮された至福の時。この後間もなく、方向性の違いから解散してしまうとは思えない演奏。 2012年にこの時のメンバーで行われた来日公演は感激しすぎて記憶が所々飛んでいる。
Keisuke510
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久保田早紀『夢がたり』
久保田早紀の79年発表の1st。 中古盤店に行くと必ず2、3枚は見つかる。 ということはすごく売れたアルバムなんだな。 デビュー曲「異邦人」が有名だが、この曲のオリエンタルなイメージを拡張したようなアルバム。 全編に渡り中東のような、地中海のような、アジアのような無国籍感が漂っている。 明確なコンセプトアルバムではないが、聴く人によってそれぞれの景色や物語が見えてくるジャパニーズポップスの名盤だと思う。 「異邦人」だけでスルーして良いアーティストではない。
Keisuke510
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EAGLES『HOTEL CALIFORNIA 』
EAGLESの76年発表の5枚目。 同年のグラミー賞最優秀レコード賞を受賞。 Wikiによるとアメリカで三番目に売れたアルバム。 1位は同じくEAGLESのベスト、2位はThriller。 余談だが、この「RIAA(アメリカレコード協会)」のランキングは面白い。 ビートルズが上位に3枚ランクインしているが、それは『ABBEY ROAD 』や『Sgt.PEPPER 』ではなく、5位『ホワイトアルバム』、18位に青盤、28位に赤盤と続く。純粋に「売れた枚数」でのランキングだとこうなるのか、と興味深い。 話は戻って、この作品。 中ジャケのホテルのホールの写真に幽霊が映ってると話題になった。たしかに上のへんな所に男がいるが、明らかに幽霊じゃないよね。たぶん。うん。 また、表題曲「Hotel California 」はその歌詞の難解さから、悪魔崇拝にまつわる歌詞だとか、ウォーターゲート事件を歌っているなど、いろいろな推察がされていることもあり、色々と楽しませてくれる作品である。 昔誰かが、表題曲のライブバージョンの終わり方が気に入らないと力説していた。 たしかに長ーいかっこいいギターソロの応酬の後、唐突にあっさりと終わってしまい、拍子抜け感はある。 でも今聴くと、これ以外終わりようがないと思う。 アメリカンロックだからこれでいいのだ。
Keisuke510
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YELLOW MAGIC ORCHESTRA 『Solid State Survivor 』
YMOの79年発表の2枚目。 現在の世界的知名度を決定づけたアルバム。 テクノというジャンルの創成期の代表作でもある。 「Technopolis」や「Rydeen」などの代表曲を収録。これを知らない人はまずいないだろう。 余談だが、後者は筆者の小学生の頃、朝のマラソンの時間に流されていた。教師の中にファンがいたのだろうか。これを聴くと未だに半袖短パンで走った寒い朝の校庭を思い出す。 中古レコード店のほぼ全てで見かける盤。相当な枚数が売れたのだろう。 初回盤はクリアーイエロー仕様。
Keisuke510
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IRON MAIDEN 『The Trooper』(12inch)
IRON MAIDEN の12インチシングルのピクチャーディスク。たしか2005年くらいに買った記憶。 一般的にピクチャー盤は音が悪いと言われていて、確かにこもったような音がする。 いわゆるコレクターズアイテムなので、聴くというよりもマニアが飾って眺めてニヤニヤするもの。
Keisuke510
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METALLICA 『Kill ‘Em All』
METALLICA の84年発表の1st。 これは2016年に再発されたリマスター盤。 音が筋トレしたように引き締まり、演奏がさらに上手く聴こえる。 メタルを聴き始めた頃、このアルバムの良さが全く分からなかった。スラッシュメタル自体に抵抗感があり、メロディックなものを好んで聴いていた。 まず音が薄い。軽い、声が変。という印象。 だが、不思議なものでメタル経験値が上がるとこれが最高に思えてくる。粗野な中にも複雑な曲展開があり、演奏にもキレがある。 むしろこの頃にしかないヤケクソ感がたまらない魅力となっている。
Keisuke510
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BLACK SABBATH『Black Sabbath (黒い安息日)』
BLACK SABBATH の70年発表の1st。 ジャケットデザインは英国のフォトグラファーのキーフ。他にも沢山のバンドのジャケを担当しているが、これが代表作と言っても良いだろう。 どれにも共通しているのがこの不穏な雰囲気。 見ているだけで呪われそうだ。 ジャケの魔女のような女性はルイーザ・リビングストンさん。当時19歳。朝4時、めちゃくちゃ寒かったそうだ。
Keisuke510