IRON MAIDEN 『A Matter Of Life And Death〜戦記』

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IRON MAIDEN の2006年発表の14枚目。
盤にジャケ絵やメンバー写真があしらわれたピクチャー盤。ちょっとモコモコした音。
長尺で似た印象の曲が多いため、世の中的にはあまり人気がないが、個人的には思い入れが強い作品。

初めてメイデンのライブを見たのがこの時のツアーで、事前にこのアルバムの完全再現をすることがアナウンスされていたため、ライブ当日までひたすら聴きまくった。
最初はたしかに「曲が長いなぁ」「曲の見分けがつかないなぁ」「これライブでやるなら他の名曲がいいのに」など、ネガティヴな感想しか出なかったが、10回ほど聴き込んだころにはで「サウンドと歌詞が重厚で緻密な作品」「完全再現が楽しみだなぁ」に印象が変わっていった。
最初はつまらないと感じても何度も何度も聴くことで、その作品を楽しむツボみたいなものが分かると実感した体験だった。

これから初めてメイデンに触れる人には、最初の一枚目としては決しておすすめしないが、メイデンのプログレ指向の集大成としては聴かないでおくのはとてももったいない。

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