MP-29 「デストロン防衛参謀 レーザーウェーブ」

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MP-29「デストロン防衛参謀 レーザーウェーブ」

まずはレーザーウェーブという、決して劇中ではメインではないキャラクターが
マスターピースとして発売されたことは素直に嬉しいと思います。
ただここ最近のアイテム同様、初見での不安・・・というか、
レーザーウェーブにおいてはインパクトのなさが気になっていました。
そして買って開封したときもそれは同様で、なにかこう淡泊というか、シンプルというか・・・。
「え?これが定価18,000円??」という微妙な気分に。
全体的なスタイルはかなり好みですし、MPメガトロンではボリューム不足だった脚部の問題点を
ガンモード本体のパーツを移動させて補う変形ギミックは素直に凄いと思います。

ただなにかチグハグというか・・・
アニメカラーです!と言うにはやはり淡いく薄く感じる色あいにまず違和感を感じます。
しかも成型色まんまのプラの質感で見た目が非常に安っぽい。
せめてもうちょっと濃い色だったらマシだったのかもしれません。
そしてそこまでアニメの設定に拘ろうとする割にアニメのようなバックパックを背負ったデザインにするには
余剰パーツを使って再現しないという・・・。
ライトギミックもガンモード、ロボットモードそれぞれの銃口を光らすためとはいえ、
電池を単四、ボタン電池の2種使うというのはどうなんでしょう。

そして変にアニメ設定に拘りすぎてアイアンハイド同様にディテール、アレンジ控えめのデザインは
これまでのMPシリーズと並べると非常に浮いて見えてしまいます。
玩具版再現用のクリアパーツの手は差し替えとはいえ再現できるのは嬉しいですが、
クリアパーツの敬礼用の手はなんで付けたのかよくわかりません・・・。
そもそも敬礼のためだけに手を差し替えるってどうなんでしょう。
MPスタースクリームの手なら差し替えなしでできることです。
最近のMPのギミックではなく安易に差し替えでなにかをやろうとする傾向が個人的にはあまり好きではないので
できれば敬礼をさせたかったのならそういう手の構造にしてくれた方がよかったかなと。
とある方が「とても出来のいい昔のオモチャみたいだ」と表現していましたが、悪い意味で自分もそう思います。

せめて色だけでももうちょっとマシだったらよかったのになあ・・・とちょっと残念に思いました。
弄りやすくてスタイルもいい、よくできたアイテムだと思うので
そういった少しズレてしまった部分が個人的にはもったいないなと感じました。

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