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- 4F 第二次世界大戦
- Decision at Kasserine チュニジア大突破
Decision at Kasserine チュニジア大突破
1943年2月,中部チュニジアにおける枢軸軍の攻勢をあつかったゲーム。1942年11月,エジプトのエル・アラメインで敗れた枢軸軍は,リビアからチュニジア方面に向けて撤退を開始しました。ほぼ同じ頃,北アフリカの反対側,モロッコとアルジェリアでトーチ作戦が発動,米軍が上陸しました。東西から枢軸軍を追い詰める作戦でした。しかし,枢軸軍は,部隊をかき集め,チュニジアで反攻作戦に出ます。このゲームはこの枢軸軍の反攻作戦をシミュレートします。
このゲームは中古で購入しました。古いゲームの問題点は,エラッタが入手しにくいことです。タクテクス誌号に一部のエラッタがあることを発見しましたが,未入手のエラッタもあるようで,ルール解釈上に疑義がいくつかあったり,明らかに間違いでしょうという部分もまだ残っています。ですので,残念なことにプレイ意欲をそいでしまいます。
もともとは3Wという会社のWARGAMERという雑誌の付録だったようですが,日本語版の作成に当たり,デザイナーのVance Von Borries氏にお願いして追加マップと追加シナリオを作ってもらったようです。ボリス氏の作品は,クレタ島降下作戦<AH>,Roads to Leningrad<GMT>,Roads to Moscow<GMT/CMJ>,Demyansk Shield<Legion Games>などいくつか持っていますが,一般の作戦級ゲームより少しルールに歯ごたえがあるものが多いようです。これはまだ初期の頃の作品とあって,まだ単純な方ですが,戦闘解決のチャートが通常戦と機動戦に分かれている点,Roads To・・・シリーズに通じるものがあります。