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マッシヴ・ダークネス
マッシヴ・ダークネスは、ダンジョンを探索する協力型ゲーム。 ダンジョンを探索(扉を開けると、宝物や敵が出てくる)して宝物を入手しながら、次々と沸いてくる敵を倒して経験値を積み、レベルを上げてきます。レベル上げは、1つのシナリオの中で可能です。勇者は、各シナリオをレベル1からはじめ、シナリオクリア時にはレベル3~5くらいになります(最大5)。ただし、全シナリオを通して行うストーリーモードでは、レベルの上がり方がゆっくりになるので、全シナリオを通してレベル上げを行うことになります。 ソロプレイも可能となっておりますが、協力型なので、一人で複数の勇者を受け持つことも可能です。勇者が一人だと、クリアが難しい印象でした。また、協力型のゲームは、複数プレイヤーで進め方について話し合うところが面白いので、ソロより2名以上で行う方が断然面白いと思います。 戦闘システムは、攻撃側と防御側が専用ダイスを振って、効果を判定するシンプルな方法。この判定は、装備、アイテムの効果やキャラ固有の能力によって修正されていきます。 シナリオは10ですが、追加シナリオも販売元から2つ公開されています(R3.1.24現在)。キャラクターは、6名ですが、追加キャラが公開されています。
Guillotine Games 可能 ありファイトいっぺい
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ディスカバー:未知なる大地へ
ソロプレイできるボードゲームとして自己2個目となる「ディスカバー:未知なる大地」をプレイしました。プレイはR3.1.2が初。 このゲームは、サバイバルゲームというジャンルになると思いますが、最も特徴的なのは、内容物がパッケージごとに全部違うということでしょう。コンポーネントが同じものは2つと無いそうです。具体的には、マップ(自分のは、砂漠とバイユーでした。他にも島マップ、渓谷マップなどいくつかあるようです)、モンスターの構成、キャラクター(36人のうち12人分入っている)などの各構成要素が違うようです。 シナリオは5つありますが、5つめはソロプレイは不可。なので、ソロでは1-4をプレイすることになりますが、何度かプレイしていけば、どのボードのどの部分に何が現れるのかわかってくるので、何度も何度もプレイするとわくわく感は減ってきてしまいます。かといって、他のコンポーネントを求めてもう一つ、二つ購入という意欲が生じるほどでもありませんでした。 協力型ゲームでもあるため、おそらく何人かでプレイすればより楽しく遊べると思います。特に、最後のシナリオ5は対戦型であるため、より盛り上がることでしょう。このゲームは、一部のシナリオは一人プレイもできますが、複数でプレイすることに真価があると思いました。
Fantagy Flight Games あり Arclight Gamesファイトいっぺい
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SAIPAN
SAIPANは、Decision GamesのFolioシリーズの1作。システムは、Fire & Movementシステムを使っています。 コマ数はマーカー入れて80個と少なく、ルールも軽めで手軽にできるゲームです。 これとおなじFire & Movementシステムを使い、Guam等6っつの島嶼戦を扱ったゲームが、World at War誌の71号として出版されています。
作戦級 あり Decision Games なしファイトいっぺい
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Spanish Civil War:Belchite & Terule(WaW #62)
Belchite & Teruleは、スペイン内戦の3in1ゲーム。Decision Games社のFire & Movementというシステムを使った簡易なゲームです。 Fire & Movementは、同社のフォリオシリーズの多くに使われているシステムです。基本はI go you goというシンプルなもので、シークエンスとしては、移動-砲撃-戦闘-機動移動-機動戦闘の繰り返しです。シークエンスを活用すれば戦闘後の機械化部隊による突破が可能です。ただし、機動移動と戦闘は、その前に移動、戦闘しているとできないので、機械化部隊が同一ターンに二回移動戦闘できるわけではないです。ただし、このスペイン内戦に関しては、機動移動戦闘できるのは騎兵だけで、数も少ないため、機動移動と機動戦闘の機会が少ないモジュールとなっています。 なお、Fatigueマーカーは、オプションルールで使うもので、自作したものです。
作戦級 あり Decision Gamesファイトいっぺい
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スターリングラード
エポック社から1982年に発売された青作戦を扱うゲーム。 システムの一番の特徴は、攻撃側が戦闘の損害の大きさを任意に決定できる攻撃命令のルールでしょう。予めドイツ軍は0−5、ソ連軍は0−10の範囲で損害の増分を宣言し、CRTで決まった損害を増やすことができます。このほか、珍しいルールはスタック制限がないこと。とはいっても、極端にスタック枚数を増やしても、戦線が薄くなり、突破されてしまうので、結局は自制することになります。また、ソ連軍は、戦ってみないと戦力が分からないというアントライドシステムを採用しています。最後に、1ターンに3回の移動又は戦闘の機会があるので、攻防ともに予備が重要となるゲームです。 このゲームはしばらく積みゲーでしたが、令和2年のゴールデンウイークに積みゲー消化週間の一作としてソロプレイしてみました。当時の難易度は星5つ(結構難しい方)でしたが、難易度はそう高くはありません。国際通信社から再販されています。
戦略級 あり エポックファイトいっぺい
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Forgotten Pacific Battles(World at War #71)
Forgotten Pacific Battles(太平洋の島嶼戦)は、本日(R2.4.27)到着したばかりの新作。 Guam、Tinan、Parry、Angaur、Engebiという5島を同時にあるいは時系列で攻略するゲームで、ソリティアにも向いているゲームです。ルールは簡単で、Decision Gamesのフォリオシリーズで多く用いられているFire and Movementシステムが用いられています。 フォリオシリーズでは先行してサイパンが出版済みなので、島嶼戦のラインナップが増えたことになります。 共通ルールは明確化とアップデートがされているようです。
作戦級 Decision Games あり 太平洋島嶼部ファイトいっぺい
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Okinawa!(沖縄戦)
Okinawa!は、1945年4月-6月の沖縄戦を再現するシミュレーション。地上戦だけでなく海空のルールもあり、当然戦艦大和も出てくるし、菊水作戦もシミュレートされています。米軍は、航空機を地上攻撃に使えますが、菊水作戦が発動されると、米軍が迎撃し、残った日本軍航空機は、艦隊等を攻撃できるようになります。戦艦大和が登場するターンでは、米軍の航空機は地上攻撃できなくなり、大和の攻撃に振り向けられることになります。このように、海空の作戦は、間接的に地上攻撃に影響を及ぼすことになります。陸戦については、オーソドックスな移動-戦闘システムですが、疲弊と休養ルールによって、地上部隊のローテーションが再現されています。 発売は、Tiny Battle Publishing社。同社の商品は、日本のPettit Wargame Shopで手に入ります。 沖縄戦については、3W(Wargamer誌)/CMJのOkinawaが有名で、名作としての誉れ高く、今でもオークションに出れば高値がついています。Okinawa!とOkinawaの両方とも扱っている地域は同じで、上陸地点の渡具知海岸以南全体を扱っていますので、組織的抵抗が終了した6月末までの時期がプレイできます。
作戦級 あり Tiny Battle Publishing ありファイトいっぺい
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Decision at Kasserine チュニジア大突破
1943年2月,中部チュニジアにおける枢軸軍の攻勢をあつかったゲーム。1942年11月,エジプトのエル・アラメインで敗れた枢軸軍は,リビアからチュニジア方面に向けて撤退を開始しました。ほぼ同じ頃,北アフリカの反対側,モロッコとアルジェリアでトーチ作戦が発動,米軍が上陸しました。東西から枢軸軍を追い詰める作戦でした。しかし,枢軸軍は,部隊をかき集め,チュニジアで反攻作戦に出ます。このゲームはこの枢軸軍の反攻作戦をシミュレートします。 このゲームは中古で購入しました。古いゲームの問題点は,エラッタが入手しにくいことです。タクテクス誌号に一部のエラッタがあることを発見しましたが,未入手のエラッタもあるようで,ルール解釈上に疑義がいくつかあったり,明らかに間違いでしょうという部分もまだ残っています。ですので,残念なことにプレイ意欲をそいでしまいます。 もともとは3Wという会社のWARGAMERという雑誌の付録だったようですが,日本語版の作成に当たり,デザイナーのVance Von Borries氏にお願いして追加マップと追加シナリオを作ってもらったようです。ボリス氏の作品は,クレタ島降下作戦<AH>,Roads to Leningrad<GMT>,Roads to Moscow<GMT/CMJ>,Demyansk Shield<Legion Games>などいくつか持っていますが,一般の作戦級ゲームより少しルールに歯ごたえがあるものが多いようです。これはまだ初期の頃の作品とあって,まだ単純な方ですが,戦闘解決のチャートが通常戦と機動戦に分かれている点,Roads To・・・シリーズに通じるものがあります。
作戦戦術級 あり 3W/Hobby Japanファイトいっぺい