地中海珊瑚 ナイフを持つ手 クラバットピン

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イタリア西部サルディニア島で採取されたことからサルディとも呼ばれる地中海珊瑚は、血赤ほど紅く無く、
なんともエキゾチックで魅力的な色合いを持つ宝石珊瑚である。
その歴史は古く、メデューサが退治され海に落ちた血が赤い珊瑚となったと言われており、0年代には既にお守りとして使用された。
そして13世紀頃から19世紀頃にかけ、様々な商品に加工されて世界中に輸出もされた。
こちらはその末期の品物である。
現在では汚染が進み、保護されたり白い「フ」があったりする為、もう手に入らないと言った意味でも貴重な作品である。
握り拳のお守り「ヒーガ」は、17世紀のスペインで使用されており、この作品は金で出来たナイフと袖の彫刻や真珠も含め、凝った造りとなっている。
指の造形なども見事である。

続いて上げる作品も地中海珊瑚を使っているので、
そちらの説明もご覧いただけるとより楽しめると思います。宜しければどうぞ。

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