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ヴィクトリアン シェーズロング
元々は貴族が邸のサロンで客人を招き社交をするために作られたエレガントな椅子。 寝られる部分と座れる部分が同居する形のものは珍しく、すぐに購入。 風呂上がりに裸で寝るのも一興。
シェーズロング 不明 不明大魔王
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ヴィクトリアン シルバースタンプボックス
今回紹介するのは英国製にも関わらず、とても細やかな作りの文具で、二人のプットーと森の動物を細かく打ち出したルプセ細工というスターリングシルバー製の切手入れである。縁は切手のミシン目をイメージしたデザインで、とても素敵だ。 これが作られた当時の識字率は低く、王侯貴族等知識階級のみが郵便・書簡にまつわる贅沢な文房具を有していた。またそれは特権階級のステータスでもあった。 機能面で言うと、二段に分かれていて、上段は、種類の異なる切手を入れられるように三つに仕切られている。 内側にも鍍金が施されていて、中々の贅沢品である。
スタンプボックス 不明 不明大魔王
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ロイヤルウースター 馬鈴薯デミタスカップ
ロイヤルウースターはブラッシュアイボリーの 馬鈴薯型デミタスカップである。 素晴らしい色遣いに釉薬の使い方の妙、奇抜かつ美しいフォルムは私の心を射抜いた。これで飲むモカマタリの何とも美味いことよ。
デミタスカップ Royal Worcester 不明大魔王
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地中海珊瑚 ナイフを持つ手 クラバットピン
イタリア西部サルディニア島で採取されたことからサルディとも呼ばれる地中海珊瑚は、血赤ほど紅く無く、 なんともエキゾチックで魅力的な色合いを持つ宝石珊瑚である。 その歴史は古く、メデューサが退治され海に落ちた血が赤い珊瑚となったと言われており、0年代には既にお守りとして使用された。 そして13世紀頃から19世紀頃にかけ、様々な商品に加工されて世界中に輸出もされた。 こちらはその末期の品物である。 現在では汚染が進み、保護されたり白い「フ」があったりする為、もう手に入らないと言った意味でも貴重な作品である。 握り拳のお守り「ヒーガ」は、17世紀のスペインで使用されており、この作品は金で出来たナイフと袖の彫刻や真珠も含め、凝った造りとなっている。 指の造形なども見事である。 続いて上げる作品も地中海珊瑚を使っているので、 そちらの説明もご覧いただけるとより楽しめると思います。宜しければどうぞ。
クラバットピン 不明 某アンティーク店大魔王
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英国アポロ社 蓄音機
友人が取りなして呉れたお陰で手に入った蓄音機である。譲ってくださった方とご両名に感謝ばかりである。原節子や李香蘭と同い年の英国人というスペックもドストライクであるが、何より良い声帯を持っている。 ターンテーブル横のスペースに、お気に入りの喫煙具や洋酒を置き、それに合わせて音楽をかける時間は正に至福のひとときと言える。
蓄音機 アポロ社 自宅大魔王
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悪魔の顔 カクテルピック
悪魔の顔が私好みのカクテルピック。 毎晩の晩酌に花を添える素敵な逸品。 これにライムを刺し、作りたるはその名の通りエル・ディアブロ。
カクテルピック William Hutton &Sons Ld. 不明大魔王
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スウェインアドニー ダレスバッグ
ザ・堅牢。 この重さが良いのだ。 中にはグリーンのレザーが使われていて、以前にあげたグレンロイヤルのものと比べると、やはり値段の分だけこちらの方が細部が素晴らしい。
バッグ スウェインアドニー 400000円大魔王
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トリッカーズ ルームシューズ
ルームシューズは中学より愛用していたが、 この度スモーキングジャケットを作るにあたり、スモーキングキャップと共に久々に取り出してきたそれらは、私の成長の煽りを受けて嵌まらないときた。 では買わねば。と思い、知り合いの方に都内でありそうな場所をお教えいただき、購入できたのがこの一足。 実は中がキルティングになっていた方が甲高な私には楽だとお教え頂いたので、9サイズにシンデレラのごとく足を入れる。なんと素晴らしい履き心地だろう。 すぐ購入に至った。 考えてみれば昔買ったチャーチのルームシューズ底は革半分キルティング半分、ニューアンドリングウッドのものは完全に革であったなあ。 などと、歴代のルームシューズを偲んでパイプを燻らす。
ルームシューズ トリッカーズ 約5万円大魔王