春夏秋冬 / 泉谷しげる

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泉谷しげるの名を一気に広めた「春夏秋冬」を収めた加藤和彦プロデュースによる2ndアルバムのELEC盤(FOR LIFE盤はまだゲットしていません)。

1stがライブ盤だったので初のスタジオ盤となるこちらをオリジナルデビューアルバムとする場合もあります。
ヒットした「春夏秋冬」もシングルはライブ録音バージョンで、スタジオ録音バージョンはこちらのアルバムのみに収録されていました。

もともとロックがやりたかった泉谷しげるですが、自宅の火事でエレキギターを焼失し、やむなくフォークシンガーとしてデビューしています。
当時は陽水が福岡出身、拓郎が広島出身とフォークブームの立役者はみな地方出身者だったことから、泉谷しげるも青森出身としてデビューさせられますが、実際青森に住んでいたのは物心がつき始めた3歳の頃までで、実際は目黒で育った都会っ子でした。

縦横無尽に我を通すイメージが強いと思いますが、置かれた状況や時流を考慮し、他者に合わせる協調性も持ち合わせた傍若無人さだったとわかると、滑稽ながら愛さざるを得ない人懐っこさを感じてしまいます。

そんな経緯もあって、知名度を上げながらどんどんロック化していくところが泉谷しげるの魅力ではないでしょうか。
別ジャケットのFOR LIFE盤も欲しいところです。

https://youtu.be/ZBLDUADyTbI?si=NalKhRbYyz6tWSAj

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