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CRYPTOGRAM / 井上鑑
2024年最初に買ったLPは井上鑑の2ndアルバム。なかなか見かけない一枚です。 初のロンドン録音で、ギターはイアン•べアンソン(パイロット、アラン•パーソンズ•プロジェクト)、ベースはジョン•ギブリン(ブラインドX)、エンジニア兼サウンド•プロデューサーはケイト•ブッシュやクリス•レア、プリファブ•スプラウト、ビューティフル•サウス、ディーコン•ブルーなどを手掛けるジョン•ケリーとあって、音だけ聴けばもはや洋楽です。 https://youtu.be/ni8Jv18p6uQ?si=uLOWTvoCiPURukL3
LP い 489円 ブックオフ 2024年1月犬がミケの一族
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PROPHETIC DREAM 予言者の夢 / 井上鑑
日本の歌謡界をかげで支え続けてきた井上鑑のデビューアルバム。 昨今のシティーポップブームで再評価されています。 プロ集団のフュージョングループ、パラシュートに在籍しながら、大瀧詠一の多くの作品に参加し、ピンクレディーでは「ペッパー警部」以外全てのシングルでキーボードを弾き、アレンジャーとしては寺尾聰の名盤「Refrections」で日本レコード大賞編曲賞も受賞しています。 本作は満を持して発売されたデビューアルバムで、10名の主人公をテーマとしたコンセプトアルバムに仕上がっています。 けっして歌唱力があるわけではありませんが、サウンドを組み上げるという点では日本屈指のアーティストだと思います。 松田聖子、中森明菜、小泉今日子、浅香唯、薬師丸ひろ子、稲垣潤一、山本達彦、泰葉、福山雅治と多くのアーティストが彼の手腕により才能を開花しています。 https://youtu.be/h0X_MYOkT8M?si=5MwdqOSRHVWl3fOg
LP い 891円 ブックオフ 2023年12月犬がミケの一族
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HOT TYPHOON FROM EAST(イーストからの熱い風) / 泉谷しげる
泉谷しげるによる3作目のライブアルバム。 行われた場所はロキシーやウィスキー•ア•ゴー•ゴーと並ぶロスの有名ライブハウス、トルバドール。 トルバドールで行われた日本人初のライブが本ライブになります。 アコギやギブソンを持ち換えながらひとり弾き語るライブは日本で行っているものとほぼ同レベルで、語りも日本語。しかし後半になるにつれアメリカ人の客も乗り始めヒートアップする素晴らしい展開の作品です。 泉谷しげるというキャラクターがボーダーレスに受け入れられることを証明した名盤です。 https://youtu.be/ONyKTOGLQa0
LP い 297円 HMV 2023年5月犬がミケの一族
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ともだち始め -ふたりの詩と歌- / 西岡たかし+泉谷しげる
1973年、五つの赤い風船を解散した西岡たかしと「春夏秋冬」などのヒットで人気のあった泉谷しげるが共作で挑んだ二枚組アルバム。 実際の共演部分は少なく、一枚目が西岡たかし、2枚目が泉谷しげるという内容で、当時の勢いとしても泉谷しげるの二枚目が素晴らしい出来映えです。 https://youtu.be/ZtDp3oZk6lM?si=o-n360LLcleph8eX
LP い 330円 ブックオフ 2023年3月犬がミケの一族
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‘80のバラッド / 泉谷しげる
泉谷しげるの8作目は、フォーライフを去りロッカーとして再出発する意気込みを表した作品で、アレンジャーには最初のスタジオアルバムをプロデュースした加藤和彦が再登板しています。 泉谷しげるはこの後も自信作を発表するときの多くで、タイトルに「バラッド」という言葉を使います。 そのひとつが代表作であり名盤の誉高いこの「’80のバラッド」。 のちのライブでも代表曲となる多くがこのアルバムに収められており、やむなくフォークからスタートした泉谷しげるが、紆余曲折の末願い続けたロックアーティストとして認知された最初の傑作だと思います。 https://youtu.be/OCn2jGM0-Bw
LP い 330円 ブックオフ 2023年3月犬がミケの一族
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メシ喰うな! / INU
ブックオフで思わず二度見してしまった、町田町蔵率いるINUのデビュー作オリジナル盤、美品。 少々高かったんですが、復刻盤よりは安かったので買っちゃいました。 のちに芥川賞作家となる町田町蔵の歌詞は、本作発売である19歳の時点で既に文学的、且つ難解。 ピストルズに憧れつつも、単なるモノマネバンドにあらず、個性爆発の存在感です。
LP い 4180円 ブックオフ 2022年5月犬がミケの一族
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HAPPY HEADS KIYOSHIRO IMAWANO & THE RAZOR SHARPS LIVE IN JAPAN / 忌野清志郎 & THE RAZOR SHARPS
ロンドン録音となったRCのミニアルバム「NAUGHTY BOY」。次作もロンドンで、という提案があったが、清志郎以外のメンバーが難色を示したためソロで話が進められた。イアン•デューリーのバックバンド、ブロック•ヘッズのメンバーを中心に集められたバンド、レイザー•シャープを引き連れてアルバム「RAZOR SHARP」を発売し、その4ヶ月後、日本に凱旋ということで発売されたのがこの中野サンプラザでのライブアルバム。 RCよりも自由度が増し、「RUBY TUESDAY 」や「STAND BY ME」をカバーしたり「ぼくの好きな先生」を再演したりしています。 https://youtu.be/oDu16y8eTjY
LP い ブックオフ 2022年4月 1987年犬がミケの一族
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二色の独楽 / 井上陽水
井上陽水の4作目 ほとんどのアーティストの才能はアルバム3枚分と言われています。 よってそのアーティストの器を知るには4作目は非常に重要です。 ただでも爆発的ヒットとなった作品の後で、しかものちに井上陽水が辿る転落を考慮しても、非常にプレッシャーのかかった作品だったことがうかがえます。 内容としては「氷の世界」よりも小粒ながら、フォークとブリティッシュロックがバランスよく散りばめられたプログレ作品のようです。 全体的なコンセプトもまとまっていて曲同士の繋がりも感じますね。 特に冒頭の「傘がない」をタイトルに持つインストからの「夕立」は80年代のネオアコっぽい出だしからパンクっぽく転調する感じが秀逸です。 https://youtu.be/XUt8qN3RXec?si=snt9ZQg_fwWyIOes
LP い 300円 ブックオフ 1974年犬がミケの一族
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陽水Ⅱ センチメンタル / 井上陽水
井上陽水の2ndアルバム。 人は意識をしたり、努力を重ねて才能を引き出すものですが、井上陽水の書く歌詞を読んでいるとあまりにも突拍子がなく、型にはまっておらず、これは天賦の才として与えられたものなんだろうと思えてきます。 本作の中では一番有名な「東へ西へ」も彼女に会いに行くだけの歌なのに、そこに辿り着くまでの描写が神がかっています。 多くのアーティストがカバーしていますが、これ安易にカバーしちゃいけない名曲です。 https://youtu.be/2jN4XSAf9Ic?si=YQJ5-Qgw4DUZ9PqO
LP い 300円 ブックオフ 1972年犬がミケの一族
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ポテトボーイズ No.1 / イモ欽トリオ
フジテレビ系バラエティ番組『欽ドン!良い子悪い子普通の子』から派生したユニット、イモ欽トリオのデビューアルバム。 山口良一(ヨシオ役)、西山浩司(ワルオ役)、長江健次(フツオ役)の3名で結成され、萩本欽一曰く「イモ欽」の「イモ」は当時流行の「YMO」から命名したとのこと。 大ヒットしたシングル「ハイスクール•ララバイ」も作詞松本隆、作曲細野晴臣でYMOの影響を大きく受けていますが、バックの演奏の多くはムーンライダーズが務めており、個人的にはムーンライダーズからの派生的アルバムとしても楽しめます。 あの時代、あの瞬間だったからこそ生まれた作品だと思います。 https://youtu.be/KkLroK52RQQ?si=bzaUVRzTqmXAFswk
LP い 108円 ブックオフ 1981年犬がミケの一族
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クラムチャウダー / 井上陽水
「クラムチャウダー」は井上陽水の4作目にあたるライブアルバムで、1986年6月14日〜6月16日にNHKホールで行われたライブの模様が収められています。 編曲とコンサートアレンジは大村憲司、全曲オリジナルとはやや異なったアレンジになっており、当時のレーザーディスクとVHS・ベータのビデオは全18曲、レコードはその半分の9曲が収録されていますが、無理に減らすなら2枚組にして欲しかったくらい雰囲気の良いライブです。 https://youtu.be/64PAJ10b7VU?si=qnFDdbVGk0TxPfVX
LP い 108円 ブックオフ 1986年犬がミケの一族
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平凡 / 井上陽水
セルフカバーアルバム「9.5カラットのヒットを受けて作られた井上陽水のベストアルバム。 ポリドール期のベスト盤が「明星」、フォーライフ期のベスト盤がこの「平凡」です。 https://youtu.be/yFQyxderEpE?si=a4KWJ4P8ZBS5N5lN
LP い 330円 ブックオフ 1985年犬がミケの一族
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ライオンとペリカン / 井上陽水
井上陽水10枚目のアルバム。 タイトルからして意味不明な感じがする80年代の名盤です。 「リバーサイド•ホテル」「とまどうペリカン」「愛されてばかりいると」のシングルのほか、沢田研二のアルバム「ミスキャスト」への提供曲の中から「背中まで45分」「チャイニーズフード」をセルフカバーしており、久々に話題作豊富な一枚となりました。 中でもジュリーへ提供した「背中まで45分」は当時中三だった私には刺激的すぎる歌詞でカルチャーショックを覚えた記憶があります。 https://youtu.be/_8VVJcSCsDs?si=5tzjr2U3OdgPgzFJ
LP い 108円 ハードオフ犬がミケの一族
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あやしい夜をまって / 井上陽水
井上陽水9枚目のアルバム。 ここからは先行シングルの「ジェラシー」が約20万枚のヒットとなりました。 80年代の陽水はこの曲で進む路線を見つけたような気がします。 https://youtu.be/O4xx5VqKwQk?si=BgUC6rS-z6SBpzvy
LP い 108円 ブックオフ 1981年犬がミケの一族
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スニーカーダンサー / 井上陽水
井上陽水の7作目。 星勝と高中正義が半分ずつアレンジを担当して、高中正義アレンジの「なぜか上海」が先行シングルカットされました。 なぜ上海なのかはこっちが聞きたいくらいですが、こういう意味不明な感じが井上陽水最大の魅力です。 陽水の故郷の海の向こう側がちょうど上海らしいです。 https://youtu.be/VTgp3BF7zp4?si=O19UId2kSDK0SFtY
LP い 108円 ブックオフ 1979年犬がミケの一族