流動体について / 小沢健二(7インチ紙ジャケCD)

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オザケン19年ぶりのCDシングル。

ドーナツ盤サイズのジャケット写真はアルバム『球体の奏でる音楽』を思わせますが、そこに写る被写体はオザケンではなく長男の凛音(りおん)くん。
その凝ったアートワークデザインはオザケンと奥さんのエリザベス•コールが手掛けています。

華やかだった渋谷系の頃は、流行やマスメディアに作らされている感があったと思いますが、復活してからのオザケンは、何かを真似るのではなく、等身大の自分とその周りで起きている出来事を表現しているように思えます。

ストリングスは盟友である服部隆之が手掛け、ヒックスヴィルの真城めぐみや一十三十一やハナレグミも参加しており、何よりその歌詞の文学性にオザケンのオザケンたる才能を感じてしまいます。

https://youtu.be/FlbpXqTOCns?si=lzylSOVr5Rrvb9HX

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